社員と向き合う心得
【利の在る所皆孟賁となる】との諺 拝金主義の社会でどう采配をとるか

「利の在る所皆孟賁となる」とは、自分に利益があるとなれば、誰でも勇猛果敢になるも
のだ、という韓非子の言葉。だからと言って推進すると、会社内の秩序がぐちゃぐちゃになってしまう。否定してしまうと、社員は動かない。

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現地会社運営の急所
【人に臉有り、樹に皮有り】 面子へのこだわりは想像以上 軽んじると…

「人に臉有り、樹に皮有り」とは、誰もが持つ恥の心、つまり面子を無視はできないことを例えた言葉。自分では面子など必要ないと思っていても、相手はそうは思っていません。相手の面子を大事にすることが、中国で成功するための重大事のひとつです。

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成否を分ける人材活用
【呉下の阿蒙に非ず】 碌碌とした普通の社員でも成功のチャンスあり

  能力的に平凡な現有社員の中から、経営幹部に育つであろう人材を見つけ出し、心血を注いで育成する。そして彼らは自身の努力によって成功をつかむ。その間、彼らと共にマーケットの中で奮闘…   成功のヒント […]

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成否を分ける人材活用
【志ある者は事竟に成る】 中国現法の総経理に相応しいのはどっち…

「志ある者は事竟(つい)に成る」とは、志さえあれば、いつか必ず成し遂げることができる、との意。与えられたミッションに対する成否は、その人の国籍や能力は大きな問題ではない。

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自分を磨き高める努力
【口は好を出し戎を興す】 相手の気分を壊しかねない配慮を欠いたその言葉

「口は好を出し戎(じゅう)を興す」とは、口から出た言葉は、友好を生み出すし、場合によっては戦いをも生み出すと、言葉を慎むよう戒める句である。部下を持つリーダーは特にこのことを留意すべきである。

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他者を頼らず独り立ち
【遠交近攻】 これぞ中国で成功を目指す総経理の必須の策略

「遠交近攻」とは、遠い国と親しくして、近くの国を攻め取るという、兵法三十六計にある策略のひとつ。現地会社を運営する立場として、眼前のマーケットの拡大という命題と、コンプライアンスを厳守せよという本社の間で悩むことに。

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自分を磨き高める努力
【治まりて乱るるを忘れず】 魔は天界に棲む 自戒の有無が別れ道

「治まりて乱るるを忘れず」とは、現状に満足してしまうと将来の滅亡を招くぞ、という警告のひとこと。順風満帆のときこそ、慎重に、且つ謙虚に振る舞うことで、より高みに手が届くというもの。

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自分を磨き高める努力
【小人閑居して不善を為す】 国慶節や春節の長期休暇に潜む罠 さて…

「小人閑居して不善を為す」とは、なんと耳が痛いことわざ。凡人は暇に暮らしてはならないという。国慶節と春節は中国で年に二回のゴールデンウイーク。駐在員にとってはありがたいのだが、それぞれ七日間の休暇には思わぬ落し穴も。

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現地会社運営の急所
【漱石枕流】の言を信じていれば負ける 坐っていては見えない現場実態

「漱石枕流」、石に漱(くちすす)ぎ流れに枕すとは、負け惜しみから理屈の通らない言い逃れをすることを意味する。現地会社を経営する総経理たる者は、静かなオフィスに坐っていては、そのような言い訳に勝つことはできない。

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他者を頼らず独り立ち
【算多きは勝ち、算少なきは勝たず】 国慶節休暇が明けたら焦る総経理

「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」とは孫子の言葉。大事なことは、競争に勝つための企てを持つこと。国慶節ゴールデンウイークで、身体を休めるのはいいが、頭の中では、会社業績を如何に向上させるか、企てを考える。それが、リーダーと一般社員の違い。

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