【難に臨んでは苟も免れんとするなかれ】当事者としての強い意識が無いと…
「難に臨んでは苟(いやしく)も免れんとするなかれ」とは、自分が正しいと信じて進んだ道は、前途にどんな困難が待ち構えていても、避けて通ってはならない、との礼記の言葉。
三国志・曹操【老驥櫪に伏す】と 年を取っても変わらぬ志を持ちたい
「老驥櫪に伏す」とは、年老いた名馬が馬小屋で横たわっていても、壮年の時と同じように千里を駆ける気力に満ちていると。そのように、人は年老いても、勇ましく壮んな志を持っているべきである。
【煥然一新】 元旦・春節の時節 スタートダッシュを利かせたいのだが
「煥然一新」とは、目を見張るほど物事が新しくなるとの意。「新年」を形容した言葉で、気持を新しくして決意を固めるのであるが、最大イベントである春節の前に、思うようなスタートダッシュができない…
【凡才浅識】の人にも勝機あり それは自分次第なのだ
「凡才浅識」とは、才能は凡庸で、見識は浅薄であること。何も人間的に出来上がった人が、中国の現地会社に派遣されたという訳ではない。しかし、いつまでたっても「凡才浅識」のままでは、社員の支持は得られないし、事業の成功も覚束ない。
【百折不撓】とのことわざ 失敗は決して “負け” ではない
「百折不撓」とは、何度折り曲げても撓むことがないとの意。人生では時には失敗をすることがあるが、そんな時でも卑屈にならず、もう一度、立ち上がればよい。そうすれば、きっと勝機が訪れる。
【口は好を出し戎を興す】 相手の気分を壊しかねない配慮を欠いたその言葉
「口は好を出し戎(じゅう)を興す」とは、口から出た言葉は、友好を生み出すし、場合によっては戦いをも生み出すと、言葉を慎むよう戒める句である。部下を持つリーダーは特にこのことを留意すべきである。
【治まりて乱るるを忘れず】 魔は天界に棲む 自戒の有無が別れ道
「治まりて乱るるを忘れず」とは、現状に満足してしまうと将来の滅亡を招くぞ、という警告のひとこと。順風満帆のときこそ、慎重に、且つ謙虚に振る舞うことで、より高みに手が届くというもの。
【小人閑居して不善を為す】 国慶節や春節の長期休暇に潜む罠 さて…
「小人閑居して不善を為す」とは、なんと耳が痛いことわざ。凡人は暇に暮らしてはならないという。国慶節と春節は中国で年に二回のゴールデンウイーク。駐在員にとってはありがたいのだが、それぞれ七日間の休暇には思わぬ落し穴も。
【苟に日に新たに、日日に新たに】 これこそ長期在任の緩みを克服する秘訣
「苟に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなり」とは、自分を新たにする努力を毎日続けなければならない、との意。昨日よりは今日、今日よりは明日と、自分を磨き高める努力が不可欠です。
隔世の感がする変化 【夜郎自大】との謗りを受けないために
「夜郎自大」とは、自分の力量をわきまえず、尊大で高慢な態度で威張ること。総経理として派遣されてはいるが、それほど大した人間ではないのに、そんな態度では成功はおぼつかない。