【千里の行は足下に始まる】 自分にとっての偉業達成の第一歩は足元に
「千里の行は足下に始まる」とは、老子の言葉。ゼロからスタートして、一歩一歩進めていくこと。千里の道も一歩から、である。駐在員として成功を得るための第一歩は何処に…
【戦いは必勝にあらざれば以て戦いを言うべからず】 勝利を引き寄せるマネージ
「戦いは必勝にあらざれば以て戦いを言うべからず」とは、勝算を得てから戦いを始めるべきであるとの言葉。しかし、与えられた使命の地に立ちはだかる巨大な競争相手。さて、どうする…
【蓬も麻中に生えれば扶けずして直し】 競争原理が働かない時のひとひねり
「蓬も麻中に生えれば扶けずして直し」とは、良好な環境が人にプラスの影響を与えることの例え。会社内で社員間の競争も同じようなことが言える。
【五指のこもごも弾つは捲手の一挃に若かず】 目指せ異体同心 どうせならとことん
「五指の更弾つは捲手の一挃に若かず」とは、五本の指で交互にたたくことは、拳の一撃には及ばない、とした淮南子の言葉。アウエーで競争する立場として、団結することが特に求められます。
【小利を見れば則ち大事成らず】 門外漢と無責任な現地化では覚束ない成功
「小利を見れば則ち大事成らず」。コスト削減を行うのは勿論理解できるが、安易な方法を取ることは、むしろ成功から遠ざかると心得るべきではないだろうか。
【終身の計は人を樹うるに如くは莫し】 一条龍の思いが人材を育てる
「終身の計は人を樹うるに如くは莫し」とは、管子の言葉で、1年の計画であれば穀物を植え、10年の計画であれば木を植えるのがよい。一生の計画であれば人を育てる以上のことはない。人材を育てるということは大仕事なのである。
【習い性と成る】 善い習慣でできた第二の天性なら良いけれど…
「習い性(せい)と成る」とは、毎日、続けている習慣が、やがて、その人の生まれつきの性質のようになる、との意の書経にある言葉。しかし、良い習慣ならいいのだが、そうでない場合は困りもの。
【戈を枕にして旦を待つ】 師走だ元旦だと浮かれてはいられない
「戈を枕にして旦(あした)を待つ」とは、戈(ほこ)を枕にして眠りながら明日を待つ、つまり、戦の準備を怠らないこと例え。師走ともなるとどこか浮ついた気持になりたくなるが、中国では新年度を目前にした極めて大事な一ヶ月でもあるのです。
【囲師には必ず闕く】 厳しい叱責で士気は上がるか 完璧主義は似合わない
「囲師には必ず闕(か)き、窮寇には迫ること勿れ」とは、敵を追い詰めても、必ず逃げ道を開けておくこと、窮地に追い込んだ敵には攻撃をしかけてはならない、との意。死に物狂いの相手は必死の反撃をしてくる恐れがある。
【人に臉有り、樹に皮有り】 面子へのこだわりは想像以上 軽んじると…
「人に臉有り、樹に皮有り」とは、誰もが持つ恥の心、つまり面子を無視はできないことを例えた言葉。自分では面子など必要ないと思っていても、相手はそうは思っていません。相手の面子を大事にすることが、中国で成功するための重大事のひとつです。