二百五や十三点にはご注意を 詩経にある【温温たる恭人】に
「温温たる恭人はこれ徳の基なり」とは、柔和で慎み深く人に対して恭しいことは徳の基である、との意。徳のある人は人からも信頼され、自ずと人は集って来る。もちろん、傲慢なリーダーは周りからも支持されないであろう。総経理(社長)は重々心得無ければなりません。
【志立たざるは舵無きの舟の如し】中国で業績 伸び悩みの原因はどこに
「志立たざるは舵無きの舟の如し」とは王陽明の言葉。志を持たないということは、進むべき方向が定まらない。そのような総経理(社長)では会社業績を持ち上げることなど到底無理。自らの頭の中を「創新」した方が良い。
列子は【愚公山を移す】と コツコツ努力の継続で蟻にも勝機が見える
「愚公山を移す」とは、どんなに困難なことであっても、努力を続ければ、やがては成就するという例え。中国でも、しばしば、一発屋を好むことがあるが、結局は、コツコツと努力を積み重ねることが勝利者となる。
習慣の違いにびっくり! でも【従容として迫らず】これが中国での極意
「従容として迫らず(従容不迫)」とは、悠々と落ち着き払っていて、少しもあわてないこと。まったく知らない土地で生活を始めると、経験したことのない習慣や風習に驚かされ、時には大きなストレスとなります。しかし、驚きをむしろ楽しむくらいの余裕が欲しいもの。
【柔よく剛を制す】 小が大に打ち勝つ痛快さ 如何にして実現するか
「柔能く剛を制し、弱能く強を制す」とは中国の兵法書である「三略」の言葉。誰が見ても勝負は見えているのに、番狂わせの結果を出現させることほど痛快なことはありません。
ポイントは、強大な相手の弱みを見つけ出す。弱小自軍の体制を整え団結して相対することである。
【安きに居て危を思う】 蛇から思案する成功への道 駐在員の独り言
「居安思危」は易経にあることわざ。安穏な時にこそ危機を想定し備えをする事の大切さを教えています。もし、備えを怠っていたとしたら、例えば日中関係の突然の悪化等に遭遇した時、もろに影響を受けかねません。備えが有るか無いかが成功の分かれ道と言えます。
【桃李もの言わず】とのことわざ 中国で失敗する人成功する人の違い
史記にある「桃李もの言わず、下自ずから蹊を成す」という言葉。多くを語らずとも徳のある人のもとには自然と人が集まる、という意です。例え、口下手であってもそんなことを苦にすることはない。自分を磨き高める努力を怠らなければ、成功することができる。
西遊記に【八仙過海】 個人主義でも最強チームを作ることができる…
「八仙過海」は西遊記にある言葉。同じ目的を達成するために、それぞれ腕を振るって競う、との意味です。会社組織も同じようなもので、たまたま仕事を共にする男性も女性も、中国人も日本人も、若い人も、そうでない人も、それぞれ受け持ち部門で本領を発揮し競い合うのです。
【忠言耳に逆らう】というが 実はモノ言う人材の活用がモノを言う
「忠言耳に逆らう」とは韓非子の言葉。忠告の言葉は、聞く者にとっては耳が痛いから、素直に受け入れられにくいという。特に、部下社員の忠言や意見に耳を傾けることは少しばかり抵抗があります。しかし、自身の任務を全うするためには、モノ言う部下の存在がとても重要です。
【一陽来復】とのことわざ 冬は必ず春となる 人生辛くとも頭を上げて
「一陽来復」とは易経にある言葉。冬が終わって春が来ることの意。転じて、悪いことが続いた後でようやく良い方向に向かうこと。辛い時、うまくいかないときにも腐らず、どんな時も地道に努力を続けることこそが大事。冬は必ず春となる。