社員と向き合う心得
【唯唯諾諾】の組織に勝ち目は無い 【自覚自愿】に変貌せねば

「唯唯諾諾」何事にも「はいはい」と従うさまをいう韓非子の言葉。総経理(社長)という会社内で最も大きな権力を持った人には、下手に相対するよりも「長い物には巻かれろ」式が得策だと考える社員の多いこと。しかし、それでは会社の大きな発展は望めません。

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中国現地に根差した運営
【開門見山】は単刀直入 意思や考えを伝えるには曖昧では…

「開門見山」とは、回りくどくないことの例えで、単刀直入に話すこと。日本人同士なら曖昧な表現であっても大体の一致はできるのでしょうが、中国では残念ながらほぼ無理。むしろ、日本人はいつもはっきりとものを言わないと不興を買ってしまう。

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簡単ではないから面白い
【聴天由命】 運を天に任せて成功するほど中国は甘くはないのに…

「聴天由命」は、運を天に任せること。大きな労力と資金を投下してスタートした中国の合弁事業。始まりのところが十分ではなかった、むしろいい加減であった。そんな、他人任せのような態度ではとても成功は期待できない。

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中国ライフ・街ブラに潜むヒント
大連と言えば清楚なアカシア 【忙里偸閑】 愛でる余裕を持ちたいもの

「忙里偸閑」とは、日本では「忙中閑あり」で、忙しい中にも暇を見つけること。実はこの余裕が仕事の成功に繋がる。如何に忙しいからと言っても、ガツガツ仕事をしている姿を見せていては、社員達は寄ってこない。時には悠々とした姿を…

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現地会社運営の急所
如何にそっくりなものを作っても【画竜点睛】を欠いたなら…

「画竜点睛」は、最も重要なところ、肝心の部分が欠けている、との意。どんな事業でもマニュアルや製品はコピーができますが、文字や絵に現わし難い肝心なものがあるはずです。実は、そこが核心であり、軽んじていては中国で成功は危ういものになってしまいます。

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自分を磨き高める努力
中国の【良薬苦口】とのことわざ モノ申す社員の功用 イエスマンだけでは

「良薬は口に苦し」とは韓非子の言葉。意味は言うまでもない。心からの勧告や手厳しい批評などは、快くは聞くことは簡単ではない。しかし自分に足りないところや誤りを正すには良薬は非常に有利である。リーダーは「良薬」を飲み込む、度量と寛容を持たねばなりません。

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自分を磨き高める努力
【病は口より入り禍は口より出ず】 何気無いひと言が面倒のもとに

「禍は口より出ず」の原文は「病从口入,祸从口出(病は口より入り、禍は口より出ず)」。うっかり発した言葉が思いもかけない禍を招くことがある。不用意な発言はしないようにしたいもの。なかんずく、総経理(社長)という立場にある人は、自身の発言には十分注意しなければなりません。

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何事も出発点は自分にある
【禍を転じて福と為す】 降りかかった禍を切り開くのは自身の積極性だ

「転禍為福」とは、禍や失敗があったときこそ、勇気を奮い起こし、強く明るく、前に踏み出すのがよい。突然、禍が頭上に降りかかり、御慌てることもあるであろうが、怯むことは不要だ。常に積極思考で努力を続けることが、福を引き寄せるきっかけにさえなる。

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現地会社運営の急所
奮闘しても成果が出ない原因は何処に 【袖手傍観】が最も良くない

「袖手傍観」は、手をこまねいて何もせずにただ傍観する、ということ。任された会社組織の中で、「パワハラ上司」よりも良くない。傍観者然とした不作為のマネジャーは、社員達の活気を奪ってしまう存在になってしまう。

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自分を磨き高める努力
【臨時抱仏脚】では成功はできない コツコツと努力することの大切さ

「臨時抱仏脚」とは、言わば苦しい時の神頼み。普段努力をしないで,その期に及んでむやみに慌てること。それでは成功するわけがありません。日頃からコツコツと積み上げる、不断の努力こそが大切であると心得たいものです。根気強く励むことが成功をつかむ要諦。

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