【酒は量無し、乱に及ばず】仕事での酒も自己管理 命を懸けることは無い
「酒は量無し、乱に及ばず」とは、節度ある飲酒を進めた論語にある言葉。以前の酒席では乾杯の嵐には抗しきれ無かったが、今はそうでもなくなった来ました。大事なのは、自身のセルフコントロール。
【速やかならんことを欲すれば則ち達せず】中国でも 急がば回れの方が
「速やかならんことを欲すれば則ち達せず」とは、せっかちにやろうとすると目的に到達できないという、論語にある言葉。ちっぽけな会社がアウエーの地で、しかも地元の「大」に勝つためのやり方である。
【駟も舌に及ばず】ある時は場を和ませ ある時は凶器にも 扱いは慎重に
「駟も舌に及ばず」は、一旦、口に出した言葉は、四頭立ての馬車で追いかけても、追いつくことはできないとの意の論語にある言葉。 特に総経理(社長)言葉は慎むべきである。
【心を攻むるを上と為す】力で人は動かない ソフトパワーに磨きを
「心を攻むるを上と為す」とは三国志にある用兵に関する言葉であるが、現代においても会社マネジメントを行う上で重要なポイントである。ハードパワーではなく、ソフトパワーによる影響力を発揮すべきではないか。
【戮力同心】を実現したいが にわかにはできるはずがない
「戮力同心」とは、力を合わせて心をひとつにすること。会社の拡大発展には、社員の団結心を醸成しなければ、と誰もが思うこと。しかし、にわかには実現しないこともまた事実。
【不懂装懂】の知ったかぶりが商機を取り逃がす 部下は信じるなとは
韓非子は「人主の患いは人を信じるに在り」という言葉を残しています。会社で言えばリーダーは部下を信じてはならないと。性悪説躍如としたこの言葉に少なからず抵抗感を持ちますが、実は中国では必須の考え方。なぜなら、社員の幸福、会社の発展がここに潜んでいるからです。
社員相手に【軽慮浅謀】の言動では自ら落し穴に堕ちるようなもの
「軽慮浅謀」とは、浅はかで軽々しい考えや計略のこと。会社のリーダーである立場の人が、社員に対してこんな対応をするということは、自らが落し穴にはまるようなもの。
できる社員が【善く游ぐ者は溺れ善く騎る者は堕つ】の罠に陥りがち どうする?
「善く游ぐ者は溺れ善く騎る者は堕つ」とは、自信があると、反って油断し思わぬ失敗をすることがある。よって、自信過剰になってはならない、との戒めの言葉。そのためには、相手を尊重しする姿勢、態度、つまり、謙譲の心を身に着けることです。
【人を恃(たの)むは自ら恃むに如かず】 当てにはできない帰属意識の薄い社員
「人を恃(たの)むは自ら恃むに如かず」とは、他人を当てにする事は愚かなことであるという韓非子にある言葉。
部下社員から、会社のために命を惜しまず頑張るぞ、なんてことを部下から言われたら嬉しいに違いありません。手を握り「頼むぞ!」と手を握りたくもなりますが…
このゲテモノを食え とは言わぬが【装模作様】では勝てぬぞ
「装模作様」とは、格好をつけて、もったいぶること。現地にどっぷり浸かって仕事をするのですから、何事にも、もったいぶっていては、成功を手にするのは難しい。「そんなゲテモノ、食えるか!」と言ってたのでは、身も蓋も無い。