【危うきこと朝露の若し】 平時に対策を講じる 成功には何より命が大切
「危うきこと朝露の若し」とは、日が出ると乾いて無くなる朝露のように、一刻の猶予もできない危険な状態にあること。その事を理解し、平常時においてこそ対策をしておかなければならない。
【先ず隗より始めよ】よくできる社員の不思議 それを見て何を考える
「先ず隗より始めよ」とは」戦国策にある言葉で、何事も言い出した者から実行すべきである、或いは、遠大な計画も身近なことから始めよ、との意。リーダーたる者は、社員に要求するだけではなく、自らが先頭に立って実行すべきなのです。
【騎虎之勢】ぬるま湯体質からの脱却 覚悟から成功は始まる
「騎虎の勢い」とは、一旦やり始めたら途中でやめることはできないことの例え。ぬるま湯に浸かる安逸な心に挑戦し、妥協せず覚悟を決めて事に当たるべきであり、そこから成功は始まる。
失敗の陰にちらつく酒女金 【楽しみは極むべからず】 甘い誘いには…
「楽不可極(楽しみは極むべからず)」は礼記の言葉。楽しみものめり込んだら必ず悲しみが生まれる。ほどほどがちょうどいい。欲望との戦いを常として、勝ったり負けたりを繰り返していますが、負けないために、強い倫理観を。
【直木は先ず伐られ、甘井は先ず竭く】 B級社員だって成功者になれる
「直木は先ず伐られる」とは、有能であるために、かえって身を滅ぼすことを例えた言葉。日本ではBクラス社員であっても、中国の現地で懸命の努力をすれば成功者になることも。さながらチャイナドリーム。それを叶えるには…
降りかかる突然の禍 【遠水近火】火急の時に頼りになるのは誰
「遠水近火」とは、遠くにある水では近くの火事を消すには間に合わない、つまり、火急の時には遠方の知人に助けを求めても間に合わないとの意。中国においては、勝手がわかっているのは中国人であり、普段から彼らとの付き合いは大切にしなければならない。
【志は満たしむべからず】 月餅も満月も円満完璧の印 でも失敗もある
「志は満たしむべからず」とは、礼記にある言葉で、欲望は満ち足りた状態ではよくない、適度な不満はあった方がよい、との意。人生でも仕事でも、思うようにいかないことが多いのだから、目標の6割、8割が出来れば上出来と、肩の力を抜いて臨みたいものです。
【酒は量無し、乱に及ばず】仕事での酒も自己管理 命を懸けることは無い
「酒は量無し、乱に及ばず」とは、節度ある飲酒を進めた論語にある言葉。以前の酒席では乾杯の嵐には抗しきれ無かったが、今はそうでもなくなった来ました。大事なのは、自身のセルフコントロール。
【駟も舌に及ばず】ある時は場を和ませ ある時は凶器にも 扱いは慎重に
「駟も舌に及ばず」は、一旦、口に出した言葉は、四頭立ての馬車で追いかけても、追いつくことはできないとの意の論語にある言葉。 特に総経理(社長)言葉は慎むべきである。
社員相手に【軽慮浅謀】の言動では自ら落し穴に堕ちるようなもの
「軽慮浅謀」とは、浅はかで軽々しい考えや計略のこと。会社のリーダーである立場の人が、社員に対してこんな対応をするということは、自らが落し穴にはまるようなもの。