【患いは忽せにする所より生ず】 魔は天界に住むというではないか
「患いは忽せにする所より生じ、禍は細微より起こる」とは、戒めの言葉。例えば、人は、むつかしい仕事に取り組んでいる時は、緊張感で張りつめていますが、仕事が順調に運んでいるときには、気のゆるみが生じるものです。そこが成否の別れ道。
【滄桑之変】の中国にあって 先知者は如何にすべきか
「滄桑之変」とは、大海原が桑畑の変わるほどの大きな変化のことで、世の中の変化がとても大きいこと。そういう環境にいれば一瞬の気の緩みや人任せが成功への道を塞ぐことになる。
【一朝一夕】にはいかないからこそ 【艱苦奮闘】の姿をありのままで
「一朝一夕」とは、周易にある言葉で、ひと朝、ひと晩、わずかな時日のこと。良いことも悪いことも、ある日突然起こるのではないとの意。
現地会社で【術而御之】の統治は効果少なし ツボを心得た術を駆使するべし
「術なくしてこれを御せば、身瘁臞すと雖も、猶お未だ益あらず」とは、韓非子にある言葉で、「術」 をわきまえずに経営すれば、身は疲れ果てやつれるばかりで、その割に効果はあがらない、との意。
【厳以律己】 リーダーたる者 基本は自分に厳しく 年の瀬であっても
「己を律するに厳を以てす(厳以律己)」の後に「人を待うに寛を以てす」との言が続く。自分には厳しく、他人には寛容に接するとの意。リーダーたる人には不可欠な能力ではないかと思います。
【傲然挺立】中山広場の堂々たる歴史的建造物 凛として雄大
「傲然挺立」とは、堂々として屈せず、信念を持って動じないこと。100年も前に立てられた建物が現役で使われている姿を見ると、こちらまでキリっとします!
【人生は朝露の如し】 貴重な中国駐在期間をどう過ごす?
「人生は朝露の如し」とは、陽が昇ると消えてしまう朝露のようで、はかないものだという、時間が短いことを例えた言葉。であるからこそ悔いのないものにしたいものです。
【相安んじ事無し】 ハングル溢れる丹東の街 鴨緑江を臨み何を思う
「相安んじ事無し(相安無事)」とは、お互いに何のもめ事も無く平和に暮らすこと。世界には主義主張の違いが多数存在するが、それらを乗越えて争いの無い世界ができないであろうか。
【銭を見て眼開く】拝金主義の中で中国の現地会社総経理はどうする?
「銭を見て眼開く(見銭眼開)」とは、金を見たら眼を見開く、つまり、貪欲に財貨を求めることの意。「金瓶梅」にある言葉。人間にとってお金は大事であるが…
【面面倶到】 会社で地獄の辛酸を嘗めることのないようにどうする
「面面倶到」とは、各方面に気を配り手抜かりなく、隅々まで配慮が行き届いていること。中国現地会社の責任者として、短絡的ではなく、会社全体を俯瞰し手を打つことに猶予すべきではない。