【天壌之別】情の浅深は月と鼈 四方山 中秋の名月
「天壌(じょう)の別」とは、天と地のこと。天と地ほどの違い、差が大きいことの例え。言わば「月とスッポン」。情の浅深を考えるならば、人間としては情の深さに重きを置きたいものです。
【創業守成】トイレで閃いた目論見 実は実現するより継続拡大することが難事
「創業守成」とは、「創業は易く守成は難し」とのこと。つまり、事業を始めることに比べると、出来上がった事業を受け継いで守っていく事の方が格段に難しいとの意。継続拡大の軌道に乗せるには、前人以上の情熱を傾け、果敢に挑戦を重ねることが求められる。
【酒は天の美禄】 酒は同じでも美味い時もそうでないことも 心得るべきは
「酒は天の美禄」とは漢書にある言葉で、酒は天から与えられたすばらしい贈り物であるとの意。ならば、ビジネスシーンでのバイプレーヤーとしての酒をどう活用し、また相対するのがよいのであろうか。
海千山千の管理者こそが【順手牽羊】に対抗できる
「順手牽羊」とは、事のついでに他人の物を持ち去ることを例えた言葉。そんな卑怯ともいえる仕業に対抗するには、海千山千の老獪さを身につけることだ。
【徳は事業の基なり】 総経理が知らない現場にあるものが
「徳は事業の基なり」とは、経営者の徳が事業発展の基礎になる、との意。事業発展に向かって、社員の協力を得るには、何はともあれ、指揮者たる総経理が自身を磨き、魅力ある人になる努力を惜しまないことが重要です。
【人と与にするには備わらんことを求めず】 只々感服 それ よく考えたものだ
「人と与にするには備わらんことを求めず」とは、相手の人に「完全」を期待してはならない、という書経の言葉。そもそも自分だって完全な人間ではないのだから。人には寛容がよい。そして感恩の心も。
【習慣 自然と成る】 毎朝のナマコ食は医食同源 変われば変わるものだ
「薬食同源」とは、薬と食物は起源が同じで、双方の間には明確な境界線はない、との言葉。。日本で言われている「医食同源」の語源。中国にはそういった食べ物や料理が豊富です。
【先ず隗より始めよ】よくできる社員の不思議 それを見て何を考える
「先ず隗より始めよ」とは」戦国策にある言葉で、何事も言い出した者から実行すべきである、或いは、遠大な計画も身近なことから始めよ、との意。リーダーたる者は、社員に要求するだけではなく、自らが先頭に立って実行すべきなのです。
例え【五里霧中】でも 一歩一歩着実に進めば見えてくる勝利の灯り
「五里霧中」とは、事情などがはっきりしない中、手探りで何かをすること。手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たず困ったとしても、一歩一歩着実に事を運ぶことにより、やがては成功の二文字が見えてくる。
【騎虎之勢】ぬるま湯体質からの脱却 覚悟から成功は始まる
「騎虎の勢い」とは、一旦やり始めたら途中でやめることはできないことの例え。ぬるま湯に浸かる安逸な心に挑戦し、妥協せず覚悟を決めて事に当たるべきであり、そこから成功は始まる。