他者を頼らず独り立ち
【遠交近攻】 これぞ中国で成功を目指す総経理の必須の策略

「遠交近攻」とは、遠い国と親しくして、近くの国を攻め取るという、兵法三十六計にある策略のひとつ。現地会社を運営する立場として、眼前のマーケットの拡大という命題と、コンプライアンスを厳守せよという本社の間で悩むことに。

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自分を磨き高める努力
【治まりて乱るるを忘れず】 魔は天界に棲む 自戒の有無が別れ道

「治まりて乱るるを忘れず」とは、現状に満足してしまうと将来の滅亡を招くぞ、という警告のひとこと。順風満帆のときこそ、慎重に、且つ謙虚に振る舞うことで、より高みに手が届くというもの。

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自分を磨き高める努力
【小人閑居して不善を為す】 国慶節や春節の長期休暇に潜む罠 さて…

「小人閑居して不善を為す」とは、なんと耳が痛いことわざ。凡人は暇に暮らしてはならないという。国慶節と春節は中国で年に二回のゴールデンウイーク。駐在員にとってはありがたいのだが、それぞれ七日間の休暇には思わぬ落し穴も。

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現地会社運営の急所
【漱石枕流】の言を信じていれば負ける 坐っていては見えない現場実態

「漱石枕流」、石に漱(くちすす)ぎ流れに枕すとは、負け惜しみから理屈の通らない言い逃れをすることを意味する。現地会社を経営する総経理たる者は、静かなオフィスに坐っていては、そのような言い訳に勝つことはできない。

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他者を頼らず独り立ち
【算多きは勝ち、算少なきは勝たず】 国慶節休暇が明けたら焦る総経理

「算多きは勝ち、算少なきは勝たず」とは孫子の言葉。大事なことは、競争に勝つための企てを持つこと。国慶節ゴールデンウイークで、身体を休めるのはいいが、頭の中では、会社業績を如何に向上させるか、企てを考える。それが、リーダーと一般社員の違い。

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中国現地に根差した運営
【見風使舵】は悪くない 蔑むこともない むしろ中国では必要な逞しさ

「見風使舵」とは、風向きを見ながら舵を取ること。情勢をうかがって態度を決めることの例え。日和見主義と言われようが、気にすることは無い。むしろ、その逞しさこそが成功へと導いてくれる。

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他者を頼らず独り立ち
【一葉蔽目】 ちぐはぐな施策では中国現場の役には立たないどころか邪魔…

「一葉目を蔽えば泰山を見ず」とは、目の前の一部の現象に惑わされて物事の本質を見ないことの例え。そのような状態で発する施策は時として、現場には合致しないちぐはぐなものになってしまう。

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何事も出発点は自分にある
交際してためになる【益者三友】と利他が肝心 自分優先では行き詰まる

「益者三友」とは、三種類の付き合って有益な友のこと。つまり、正直な人、誠実な人、見聞の広い人の三種類。与えられたミッションを成功に導くために、有益な友は欠かせません。

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自分を磨き高める努力
【苟に日に新たに、日日に新たに】 これこそ長期在任の緩みを克服する秘訣

「苟に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなり」とは、自分を新たにする努力を毎日続けなければならない、との意。昨日よりは今日、今日よりは明日と、自分を磨き高める努力が不可欠です。

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中国ライフ・街ブラに潜むヒント
【衣食足れば栄辱を知る】 現実社会ではちょっと疑問に感じるが…

「衣食足れば栄辱を知る」とは、衣食の心配がなくなってはじめて名誉を重んじ、恥を知るようになる、との意。しかし、現実を見ると、必ずしもそうではないこともあるようです。内面での人格を高める努力をしたいものです。

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