三国志・曹操【老驥櫪に伏す】と 年を取っても変わらぬ志を持ちたい
「老驥櫪に伏す」とは、年老いた名馬が馬小屋で横たわっていても、壮年の時と同じように千里を駆ける気力に満ちていると。そのように、人は年老いても、勇ましく壮んな志を持っているべきである。
【煥然一新】 元旦・春節の時節 スタートダッシュを利かせたいのだが
「煥然一新」とは、目を見張るほど物事が新しくなるとの意。「新年」を形容した言葉で、気持を新しくして決意を固めるのであるが、最大イベントである春節の前に、思うようなスタートダッシュができない…
【功遂げ身退くは天の道なり】 上班族の総経理とて同じ 潔くありたい
「功遂げ身退くは、天の道なり」とは、功を成し名を挙げたなら、その地位から我が身を退くことが天の道にかなっている、との意の老子の言葉。中国現地会社の総経理(社長)として派遣されたサラリーマンであっても、その時には潔い決断が求められる。
【年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず】還暦の記念植樹は生涯の思い出となった
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」とは、毎年花は同じ姿であるが、毎年それを見る人の姿は変わっていくと。大連で頑張った証を桜の木に託し、植樹をすることを決意。そして、協力者の理解によってそれは実現した。
春節は【歓欣鼓舞】中国の除夕は旧暦の大晦日 驚きわくわくてんこ盛り
「歓欣鼓舞」とは、うれしくてはつらつとしているさま。大人も子供も、この日のために一年間頑張ってきた、と言わんばかりに盛り上がる春節。そこには、様々な驚きやわくわくが…
【戈を枕にして旦を待つ】 師走だ元旦だと浮かれてはいられない
「戈を枕にして旦(あした)を待つ」とは、戈(ほこ)を枕にして眠りながら明日を待つ、つまり、戦の準備を怠らないこと例え。師走ともなるとどこか浮ついた気持になりたくなるが、中国では新年度を目前にした極めて大事な一ヶ月でもあるのです。
【凡才浅識】の人にも勝機あり それは自分次第なのだ
「凡才浅識」とは、才能は凡庸で、見識は浅薄であること。何も人間的に出来上がった人が、中国の現地会社に派遣されたという訳ではない。しかし、いつまでたっても「凡才浅識」のままでは、社員の支持は得られないし、事業の成功も覚束ない。
【山溜石を穿つ】 でっかい目標も達成できる カギを握るのは
「山溜石を穿つ(山溜穿石)」とは、山中の水の滴りが石を穿つ、との意。決意と強い意志さえあれば成功することができることを例えた言葉。達成が困難とも思える大きな目標でも、事と次第では達成できるのです。
【囲師には必ず闕く】 厳しい叱責で士気は上がるか 完璧主義は似合わない
「囲師には必ず闕(か)き、窮寇には迫ること勿れ」とは、敵を追い詰めても、必ず逃げ道を開けておくこと、窮地に追い込んだ敵には攻撃をしかけてはならない、との意。死に物狂いの相手は必死の反撃をしてくる恐れがある。
【如夢初醒】とのことわざ どんでん返しの結末で目が覚めた
「如夢初醒」とは、過ちに気づいてはっと我に返ることを例えた言葉。中国で仕事をしていると様々なことを経験できる。中には、夢のような心地よいことも。しかし、それは、突然のどんでん返しによって目覚めさせられる。