【上に政策あれば下に対策あり】 御し難きかなこの現実 さぁてどうする
「上に政策あれば、下に対策あり」とは、巷間ささやかれる言葉。上部の決定事項について人々が抜け道を考え出す、という意味。よく言えば時代を生き抜く庶民の逞しさを感じる。
【独断専行】に勝算あり 中国の現場を知らない本社がいうことを聞いていても…
「独断専行」とは、単独で決めて実行することで、日本語でも同様の意味。中国で成功を勝ち取るには、日本側のやり方はそこそこにして、現地会社責任者が責任をもって自分の考え方で采配を振ること…
【窮するもまた楽しみ】中国現地庶民の逞しい生き様を見て思うこと
「窮するもまた楽しみ、通ずるもまた楽しむ」とは、荘子の言葉で、有道の人は、逆境にあろうと順境にあろうと人生を楽しんだ、との意。仕事をするうえでも、その考え方で臨みたいものです。
下から見れば【耳聡目明】 これを気にして清潔が過ぎると人は寄り付かない
「耳聡目明」とは、賢くて優れた洞察力を持つことの例え。自分の上司がどんな人であるのか、3日もあれば見抜くことができるのがサラリーマンの世界。部下はそんな鋭い嗅覚を持っている。
【泰にして驕らず】の総経理 これでないと成功は望めない
「君子は泰(やすらか)にして驕らず」とは論語にある言葉。君子は泰然としながらも謙虚である。一方、凡人は傲慢であり威張り散らす。どちらにするかは自分が決める事。
【遼東の豕】とは何たることか 唯我独尊では陥りやすいこの罠
「遼東の豕(いのこ)」とは、当たり前のことを独りよがりに得意に思うこと。つまらないことを誇りに思ってうぬぼれることの例え。成功を目指す上で必要なのは謙虚な姿勢。
【比翼連理】 単身赴任者のちょっと寂しいこぼれ話
「比翼連理(ひよくれんり)」とは、「比翼の鳥」と「連理の枝」を例に、男女の仲が深く睦まじいことを表す言葉。単身赴任は大変ですね、と言われそうだが、実はその方が平和な暮らしができるかも…
【光陰は箭に似たり】 さらば大連 帰りなんいざ 生涯忘れまじ
「光陰は箭に似たり(光陰似箭)」とは、月日の過ぎるのは、矢が飛んで行くように速いというたとえ。光陰矢の如し。15年間の駐在員生活はあっという間に過ぎ去った。
【幸災楽禍】 過度の優越感は如何なものか 持ちたい自他共の精神
「幸災楽禍」とは、他人の災難を喜び、他人の不幸を願うということ。つまり他人の不幸は蜜の味。しかし、これでは成功は遠い。大事なことは…
【千里の行は足下に始まる】 自分にとっての偉業達成の第一歩は足元に
「千里の行は足下に始まる」とは、老子の言葉。ゼロからスタートして、一歩一歩進めていくこと。千里の道も一歩から、である。駐在員として成功を得るための第一歩は何処に…