【滄桑之変】の中国にあって 先知者は如何にすべきか
「滄桑之変」とは、大海原が桑畑の変わるほどの大きな変化のことで、世の中の変化がとても大きいこと。そういう環境にいれば一瞬の気の緩みや人任せが成功への道を塞ぐことになる。
【事予めすれば則ち立つ】 中国で成功を得るために外せない考え方は
「事予めすれば則ち立つ」とは、何事も十分に準備をして取りかかれば成功する、との「中庸」にある言葉。この後に「予めせざれば則ち廃す」、それを怠れば失敗するとの言葉が続く。
下手な冗談で周りが凍り付いた 【救経引足】 どうする?
「救経引足」とは、荀子にある言葉で、動機と結果が一致せず、目的を果たせないことの例え。よかれと思って発した言葉、行動… それが予想外の結果となって当惑することが少なくありません。
【狡兎三窟】 狡くても生き残った方が勝ち チャイナリスクへの備えを
「狡兎三窟」とは、賢いうさぎは三つの巣穴を持つとの意。転じて、狡賢い者は用心深く難を逃れるのが上手い。「狡」とは耳触りが良くないが、「賢」ととらえて備えたいものです。
継続は力 【一日一銭、千日千銭】の努力が成功に繋がる
「一日一銭、千日千銭、縄木を鋸きて断ち、水石に滴りて穿つ」とは、わずかずつでも努力を続ければどんなことでもできることを例えた言葉。一発屋さんが多い中国にあっても、コツコツ努力を続けることで成功を勝ち取ることができる。
【見風使舵】は悪くない 蔑むこともない むしろ中国では必要な逞しさ
「見風使舵」とは、風向きを見ながら舵を取ること。情勢をうかがって態度を決めることの例え。日和見主義と言われようが、気にすることは無い。むしろ、その逞しさこそが成功へと導いてくれる。
【但だ人の長久を願う】天空に輝く中秋の名月 情緒が溢れるが地上では…
「但愿人長久」とは、蘇武の詩「水調歌頭」の一節。遠く離れて暮らす家族や恋人を想う心がにじみ出ていて、浪漫の心が溢れています。そんなロマンチックな光景とは相反して、地上の社会ではなんと、どろどろとした現実が渦巻いているのでしょうか。
【破顔一笑】の裏に何かが隠れていると思え でも鷹揚さも必要
「破顔一笑」とは、顔をほころばせてにっこりと笑うこと。裏表のない笑顔であればよいのだが、交渉事の場面での笑顔には、注意を払いたいものだ。
【酒は天の美禄】 酒は同じでも美味い時もそうでないことも 心得るべきは
「酒は天の美禄」とは漢書にある言葉で、酒は天から与えられたすばらしい贈り物であるとの意。ならば、ビジネスシーンでのバイプレーヤーとしての酒をどう活用し、また相対するのがよいのであろうか。
海千山千の管理者こそが【順手牽羊】に対抗できる
「順手牽羊」とは、事のついでに他人の物を持ち去ることを例えた言葉。そんな卑怯ともいえる仕業に対抗するには、海千山千の老獪さを身につけることだ。