【大国を治むるは小鮮を烹るが若し】 社内を引っ掻き回した結果は
「大国を治むるは小鮮を烹るが若し」とは老子の言葉。小魚を烹るときに突っついたりかき回したりすれば、形は崩れ味も落ちる。それと同じで権力をもって上から干渉するのはよくない、との意。会社も同じことが言えます。
小節などには拘らず【時に安んじて順に処す】がおすすめ
「時に安んじて順に処す」とは、時の巡りあわせに甘んじて自然の流れに従えば、哀楽は無くなる。無理をせず、流れに逆らわない、言わば「自然流」の生き方がよいと。
【井に坐して天を観る】 知らぬ間に陥るこの失敗に気づかせてくれたのは
「井に坐して天を観る(坐井観天)」とは、見識見聞が狭いことの例え。自分が頑張っているから会社は回っている…と考えは自惚れであって、何にもわかっちゃいないと嘲笑されそうである。
【小利を見れば則ち大事成らず】 門外漢と無責任な現地化では覚束ない成功
「小利を見れば則ち大事成らず」。コスト削減を行うのは勿論理解できるが、安易な方法を取ることは、むしろ成功から遠ざかると心得るべきではないだろうか。
【花は半開を看、酒は微酔に飲む】 五分咲きを楽しむことは人の傲慢を防ぐ
「花は半開を看、酒は微酔に飲む」とは、花を見るなら五分咲きのころがよい。酒を飲むならほろ酔い加減のあたりでやめておく。ほどほどがよいとのと例え。これが、人が傲慢になるのを防いでくれる。
【難に臨んでは苟も免れんとするなかれ】当事者としての強い意識が無いと…
「難に臨んでは苟(いやしく)も免れんとするなかれ」とは、自分が正しいと信じて進んだ道は、前途にどんな困難が待ち構えていても、避けて通ってはならない、との礼記の言葉。
【終身の計は人を樹うるに如くは莫し】 一条龍の思いが人材を育てる
「終身の計は人を樹うるに如くは莫し」とは、管子の言葉で、1年の計画であれば穀物を植え、10年の計画であれば木を植えるのがよい。一生の計画であれば人を育てる以上のことはない。人材を育てるということは大仕事なのである。
【俎上之肉】 入院25日間 剃毛2回 人生に無駄なものは何も無い
「俎上之肉」とは、料理されるのを待つ肉の如く、相手に全てを握られていて、身動きすら出来ない状態や状況のこと。そんな中でも、無駄になるものは無いと心得たいもの。但し、懸命の努力を続けていることが条件ともいえる。
継続は力 【一日一銭、千日千銭】の努力が成功に繋がる
「一日一銭、千日千銭、縄木を鋸きて断ち、水石に滴りて穿つ」とは、わずかずつでも努力を続ければどんなことでもできることを例えた言葉。一発屋さんが多い中国にあっても、コツコツ努力を続けることで成功を勝ち取ることができる。
【習い性と成る】 善い習慣でできた第二の天性なら良いけれど…
「習い性(せい)と成る」とは、毎日、続けている習慣が、やがて、その人の生まれつきの性質のようになる、との意の書経にある言葉。しかし、良い習慣ならいいのだが、そうでない場合は困りもの。