中国現地に根差した運営
生真面目とは別の【深謀遠慮】 此処での成功には老練さが無いと

「深謀遠慮」とは、深く考えを巡らし、遠い先のことをも考えること。そこには、老練とか老獪さが連想され、言葉の響きも、胡散臭いものを感じます。しかし、アウエーでの戦いにおいては、綺麗ごとを言っていたのでは、勝利するなど不可能に近いのです。

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自分を磨き高める努力
【人生の大病は只是一の傲の字】自分の傲慢さに気づき 賢と徳で心服を

「人生の大病は只是一の傲の字」とは王陽明の残した言葉。人生で最も害になるのは「傲」の一字である、との意。成功を勝ち取るためには、滲み出てくるほどの「人間的魅力」を身につける不断の努力をすることが何よりも大切。

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中国ライフ・街ブラに潜むヒント
清明節の焼紙銭 【哀哀たる父母】への尽きない感謝の思い

「孝は百行の首(はじめ)」とは、親孝行はあらゆる善行の中でその第一番目であるとの意。自分よりも年長者を重んじる中国社会にあって、自分の親に対する尊敬の念は特別です。苦労して自分を育ててくれた親の思いに感謝する気持ちが溢れていて感動します。

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他者を頼らず独り立ち
施策を巡らし【冥思苦索】 知恵を絞る総経理 その結果が思わぬ行動に…

「冥思苦索」は、思案を巡らし、知恵を絞ること。どのようなことであれ、目的を達成するのは容易ではありません。だからこそ、周囲の理解・協力を得て、諸問題に対応し、妥当な「解」を見出すために、必死に考えなければなりません。

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自分を磨き高める努力
現実的でない【以心伝心】 人頼みにせず下手でも自力で直接

「以心傳心(以心伝心)」は、もとは仏教用語で、言葉や文字を使わなくても、互いの気持ちが通じ合うことの例え。現実にはそんなマジックは期待できない。上手でなくてもかまわない、自分の口で中国語で話しかける。どんなにハイレベルの通訳が話すよりも思いはよく伝わる。

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社員と向き合う心得
【唯唯諾諾】の組織に勝ち目は無い 【自覚自愿】に変貌せねば

「唯唯諾諾」何事にも「はいはい」と従うさまをいう韓非子の言葉。総経理(社長)という会社内で最も大きな権力を持った人には、下手に相対するよりも「長い物には巻かれろ」式が得策だと考える社員の多いこと。しかし、それでは会社の大きな発展は望めません。

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中国現地に根差した運営
【開門見山】は単刀直入 意思や考えを伝えるには曖昧では…

「開門見山」とは、回りくどくないことの例えで、単刀直入に話すこと。日本人同士なら曖昧な表現であっても大体の一致はできるのでしょうが、中国では残念ながらほぼ無理。むしろ、日本人はいつもはっきりとものを言わないと不興を買ってしまう。

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簡単ではないから面白い
【聴天由命】 運を天に任せて成功するほど中国は甘くはないのに…

「聴天由命」は、運を天に任せること。大きな労力と資金を投下してスタートした中国の合弁事業。始まりのところが十分ではなかった、むしろいい加減であった。そんな、他人任せのような態度ではとても成功は期待できない。

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中国ライフ・街ブラに潜むヒント
大連と言えば清楚なアカシア 【忙里偸閑】 愛でる余裕を持ちたいもの

「忙里偸閑」とは、日本では「忙中閑あり」で、忙しい中にも暇を見つけること。実はこの余裕が仕事の成功に繋がる。如何に忙しいからと言っても、ガツガツ仕事をしている姿を見せていては、社員達は寄ってこない。時には悠々とした姿を…

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現地会社運営の急所
如何にそっくりなものを作っても【画竜点睛】を欠いたなら…

「画竜点睛」は、最も重要なところ、肝心の部分が欠けている、との意。どんな事業でもマニュアルや製品はコピーができますが、文字や絵に現わし難い肝心なものがあるはずです。実は、そこが核心であり、軽んじていては中国で成功は危ういものになってしまいます。

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