巨竜にだって勝てる! 騎虎の勢いで そのカギを握るのは…

 

膨大な中国のマーケット。人口5百万、6百万をかかえる大都市がごろごろしています。ですから、担当するのが一地方都市であっても、そんなにシャカリキにならなくても、普通に仕事をしていればそれなりの業績は得られます。

しかし、それは眼前の巨大マーケットの片隅で、言わば細々とした現状維持の経営でしかありません。そんなことでいいのでしょうか…。

 

 

▮ぬるい自分でいいのか

現状維持を続ける限り、本社から派遣された総経理(社長)として、大きなリスクもなく、そこそこの業績も得られ、あとは、ただただ本社に戻る日を待てばよいという気持ちになっても仕方ないですよね。

 

しかし、せっかく本社から期待されて赴任した中国現法での仕事。粉身碎骨(日本では粉骨砕身)、一つやってやろうじゃないかという気概がある限りは、現状維持で良しとするような会社経営では満足できない心があるはずです。

 

▮智慧よりも大事なもの 勢い

実は、総経理(社長)がそこそこの成績に満足してしまうと、会社組織全体に停滞感が漂うことになってしまいます。会社全体が「まあまあ」と感じてしまうと、相手が巨龍じゃなくたって勝てるわけなどありません。前を走る競争会社の背中がいつになっても近づいては来ない。

 

どうせやるなら、巨龍に挑み勝つような戦いを仕掛けてみたいものです。現状維持から脱却するには、会社組織に勢いをつけることが肝要ではないでしょうか。

善く戦う者はこれを勢いに求めて人に責(もと)めず」とは孫子の言葉。また、孟子は「知恵ありと雖も、勢いに乗ずるに如かず」と。いずれも戦いに当たっては勢いこそが重要であるとの格言です。

 

具体的には自分の会社では、どのようにすれば勢いがつくのか、これは総経理が考えるべき問題です。私は、とにかく販売量を増やすことを最優先に考えました。内容はさておき、販売数が増えると、社内が活気づいて社員は喜び元気が出てきます。

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▮騎虎の勢い カギを握るのは総経理

先ずは総経理(社長)自身が、現状維持に満足するという考えから脱却する、そこから成功は始まるということではないでしょうか。

組織のリーダーとして部下社員や日本本社に対して依存心を無くし、腹をくくらなければなりません。

そう、現地に赴任した時から、総経理は虎の背中に騎って走り出しているのです。もし途中で降りたらたちまち虎に食われてしまう。騎虎之勢のことわざのとおり、途中でやめることができないのです。

 

ぬるま湯につかりたい心に挑戦し、自分に負けないこと、自分に妥協しないこと、相手に勝つことを考える前にまず自分に勝つこと。そうすると巨龍の背中に手が届く。勝ちが見えてきます!

»「中国ビジネス成功のツボ」をご覧ください。☛こちら

 

▮中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言

粉身碎骨 / 粉骨砕身

◆中国語:粉身碎骨   [ fěn shēn suì gǔ ]

◆出典:三国·魏·曹植(谢封甄城王表)

◆意味:力の限りを尽くすこと。

◆面白いのは、日本では「骨を粉にして身を砕く」ですが、中国では粉にするのは身、砕くのは骨の方。なぜか逆になっています。

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善战者,求之于势,不责于人 / 善く戦う者はこれを勢いに求めて人に責(もと)めず

◆中国語:善战者,求之于势,不责于人    [ shàn zhàn zhě, qiú zhī yú shì, bù zé yú rén ]

◆日本語表記:善戦者、求之於勢、不責於人

◆出典:孫子(兵勢)

◆意味:部下社員に過酷な要求をせず、組織全体の勢いを重視して戦う。勢いに乗れば思いもしなかった力を発揮する。

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虽有智慧不如乘势 / 知恵ありと雖も、勢いに乗ずるに如かず

◆中国語:虽有智慧不如乘势  [ suī yǒu zhì huì bù rú chéng shì ]

◆日本語表記:雖有智慧不如乗勢

◆出典:孟子

◆意味:どのような知恵を持っていても、勢いに乗じた相手にはかなわない。戦いに勝つには頭を使うことはもちろんであるが、それ以上に重視すべきは勢いである。

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骑虎之势 / 騎虎の勢い

◆中国語:骑虎之势   [ qí hǔ zhī shì ]

◆原文:骑虎之势、必不得下(騎虎の勢い、必ず下るを得ず)

◆出典:隋書

◆意味:虎の背中に乗って走り出すと、勢いが激しくて降りられない。たとえ降りても虎に食べられてしまう。一旦やり始めたら途中でやめることはできないことの例え。

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»「現場目線で読み解く 中国のことわざ・格言」もご覧ください。☛こちら

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