百年好合 愛おしい娘が結婚、喜びの新生活をスタート 父親は…

 

誕生した時は例えようのない感動と大きな喜びをくれた我が娘。スヤスヤ眠っている我が子の顔を30分、1時間と飽きもせずじっと眺めていたものです。そんな娘がついに結婚することしなりました。

最愛の娘が結婚するというこれ以上のないおめでたいことですが、同時に寂しくなることを考えると心中は複雑なことこの上ありません。世の父親の娘が結婚するときの気持ちが痛いほど理解することができました…

 

▮心有霊犀一転通

娘が10歳の時だったでしょうか、私は中国・上海に単身で赴任しました。それから約14年半という長い時間、単身赴任が続き多感な年ごろの間も、そばにいてあげることができずに本当に申し訳なかった。

中国での仕事が終わり、家族みんなで暮らすようになった時には、既に娘は26歳。そして知らない間に彼を見つけ、彼とともに新しいステージに上がることになりました。

始めて、彼に会ったとき、見るからに誠実で真面目そうで、安心しました。そういう人を選んだのは、さすが我が娘だと、誇らしく思いました。

 

聞けば彼とは10年のお付き合い。中国には「心に霊犀一点通ずる有り」という言葉があります。お互いの心は通じ合うとの意味ですが、10年もお付き合いしているということは、よほどの縁があったのでしょうね。

 

「犀」とはあの動物のサイのこと。その角には白い筋が通ていることからそういわれているのですが、サイという可愛くもない動物の角を夫婦間の心の通じ合うことに例える中国人の感性には、不思議なものを感じます。

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▮挙案斉眉

何も夫婦間だけでなく友人であっても国と国の関係であっても、お互いに相手を尊敬し、同時に尊敬されるようにならなければならない。

夫婦であっても、互いに礼を尽くし尊敬することが必要です。互いに言いたいことを言ってばかりでは困ります。育った環境や性格、何もかも違う二人が一緒に仲良く生活していくためには相手のことをよくよく考えていかねばなりません。自分だけでなく相手のことも重視すること、つまり自他共の精神が大切だということです。

 

 

▮幸せの大道を

寒かった冬が終わり、花々が引き誇る春が到来しました。この時期は、子供が巣立ったり、友の転勤など、新しい生活のスタートや別れなどの多い季節。

花ひらけば風雨多く、人生 別離足る」と中国の詩にあります。この詩では、杯を挙げて歓送しようという内容です。

いくら可愛くてもいつまでもそばに置いておくことはできません。娘が選んだ新しい道、心を込めて送り出したいと思います。信じた道を彼と手をつなぎ共に老いるまでゆっくりでいいから歩みを進めてくれるよう願うばかりです。

 

新出発をする二人に、百年好合、永結同心、幸福美満と言う言葉を贈ります。結婚する二人には、こういう伝統的なありきたりの言葉が一番似合うように思います。

自力で人生を切り開いてきた我が娘よ、今日からは二人が協力して幸せの大道を歩んでください。父は心より祈ります。

»「成功のツボ カテゴリー別記事一覧」もご覧ください。

▮中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言

心有灵犀一点通 / 心に霊犀一点の通う有り

◆中国語:心有灵犀一点通    [ xīn yǒu líng xī yī diǎn tōng ]

◆日本語表記:心有霊犀一転通

◆出典:李商隠

◆原文:昨夜星辰昨夜风 画楼西畔桂堂东 身无彩凤双飞翼 心有灵犀一点通

◆後半の2節の解釈:彩絹の鳳凰のような、連れ立って飛ぶ翼を持たぬ二人だが神秘な犀の角のごとく、心に一点通い合うものがあった。

◆意味:霊犀の角に走る白い線のように、互いの心は通じ合う。(結婚式の祝辞に使われる言葉)

◆語源:犀(サイ)の角には白い筋が根本から尖端まで通っていて、物事を鋭敏に感じ取る不思議な力があるとされていました。それを“灵犀”といった。その例えから、心と心が一筋に通い合うことを意味する。

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举案齐眉 / 案を挙ぐるに眉まゆに斉(ひと)しくす

◆中国語:举案齐眉   [ jǔ àn qí méi ]

◆日本語表記:挙案斉眉

◆出典:後漢書(梁鴻傳)

◆意味:言葉の意味は、膳を眉の高さまで挙げて、両手でうやうやしくささげ持つこと。夫婦が互いに礼儀を尽くし尊敬して、仲がよい例え。

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花发多风雨,人生足别离 / 花ひらけば風雨多く、人生 別離足る

◆中国語:花发多风雨,人生足别离    [ huā fā duō fēng yǔ, rén shēng zú bié lí ]

◆日本語表記:花発多風雨、人生足別離

◆出典:唐代、于武陵

◆原文は「勧酒」(酒を勧む)という詩の一節。

◆意味:足るとは多いの意。花には嵐が多く、人生には別れが多い。

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执子之手,与子偕老 / 子(なんじ)の手を執りて、子と偕(とも)に老いん

◆中国語:执子之手,与子偕老   [ zhí zǐ zhī shǒu,yǔ zǐ xié lǎo ]

◆日本語表記:執子之手、与子偕老

◆出典:詩経

◆意味:手を繋ぎ共に老いる、との意。将来のことを誓い合う言葉。

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»「現場目線で読み解く 中国のことわざ・格言」もご覧ください。

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