過年好! 中国の春節前 社員は「心ここに非ず」 さて、どうする?

 

春節が近づいてくると、何となく社内に浮ついた雰囲気が出てきます。そして日に日に顕著になってきます。

春節は中国国民にとっては1年の中で最大のイベント。日本では薄くなった「お正月」の雰囲気ですが、中国では今も脈々と且つ盛大に受け継がれています。

よって、日本人総経理がいくら頑張っても、浮ついた雰囲気はコントロールしきれないという、この時期特有の問題にぶつかることになります。

 

 

▮もうすぐ過年 心ここに非ず

普段はまじめに努力している社員でも、中には総経理(社長)が仕事の話をしても上の空、心ここに非ずといった感じが目に見えてきます。

 

それもそのはず。スーパーに行けば春節用の飾り物の売り場が特設され、メインストリートにはイルミネーションがきらめき、春節が間近ということを知らせてくれます。

街では、否が応でも新年に向かっての雰囲気が盛り上がってきているのです。

大連の人民路のイルミネーション。(写真は春節前ではありません。)

旧正月の習慣があまりない日本人ですら、その雰囲気の中にいると、気持ちが何とはなく浮いてくるのを実感します。

 

▮回家过年(実家で年越し)

遠くの実家に一足先に帰るために、早めの休暇申請をしてくる社員も出てきます。一年に一度、実家にみんなが寄り集まり楽しいひと時を過ごすということですから、その申請は認めざるを得ませんよね。

却下でもしようものなら、故郷のない都会っ子の社員からも無慈悲な総経理だと思われ、以後の仕事に影響が出るのは必至です。

 

ですから、「回老家呀」(故郷に帰るのですか?)と声をかけ、笑顔で送り出してやることになります。

 

▮2ヵ月余、ずっと新年のごあいさつ

この時期、顧客を訪問しても挨拶言葉は「过年好!」(よいお年を!)。実は、春節が明けたあとも「过年好!」。この時には「新年おめでとう!」の意味です。

日本では明らかに使い分けができていますが、中国では、新年の前も後も同じ「过年好」。便利と言えば便利です。

 

ちなみに、新年のあいさつを「过年好」と言えば「新年好」というよりも、ネイティブの感じがします。(中国人同士で「新年好」とあいさつしているのはあまり見かけません。)

 

日本人の間では、年末にはよいお年をお迎えくださいと、元旦明けには新年おめでとうございますとお決まりのあいさつがあります。そこから少し遅れて旧正月が来ます。すると、中国顧客の方には、「过年好」とあいさつをしなければなりません。ということは12月末ごりから、都市によっては2月中旬の春節時期まで、ずっと新年のあいさつをしていることになるのです。

 

▮共に春節を祝う

いずれにしても、春節は一年の中で最大のイベントです。この時期は会社内も街中でも、さらに言えば国中が「過年」に向かってすべてが動き出します。

さすがにこれには抗うことなど到底不可能です。ならばこの時期の流れには身を任せる方が何かと得策。現地で仕事をする我らは最大限にこの伝統を尊重しなければなりません。

むしろ、現地の社員達と共にこの春節を迎え、楽しむことが理にかなっていると考えます。

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▮中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説

心不在焉 / 上の空

◆中国語:心不在焉   [ xīn bù zài yān ]

◆出典:『大学』

◆原文:心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味

(心ここにあらざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず)

◆意味:上の空であったなら、ものを見ても見えず、聞いても聞こえず、食べてもその味がわからない。

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行云流水 / 行雲流水 (こううんりゅうすい )

◆中国語:行云流水   [ xíng yún liú shuǐ ]

◆日本語表記:行雲流水

◆出典:宋·苏轼《答谢民师书》

◆意味:空を流れる雲のように、川を流れる水の如く。(自然の成り行きに身を任せる。)

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▶「現場目線で読み解く 中国のことわざ・格言」もご覧ください。

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