中国語では正能量という。楽観主義が成功の秘訣 プラス思考を身につけるには

 

2012年の中国で一気に広まった「正能量」という新しい言葉。この「正能量」はもともとイギリスの心理学者、リチャード・ワイズマン博士の著作である「Rip it up」の中国語版の書名として使われました。(私の辞書には載っていませんでした。)

 

正能量」とは、プラスエネルギーとか、ポジティブエネルギーという意味です。人間が前向きに生きていくための事柄や心理などを指して「正能量」と表現したそうです。

 

 

▮「正能量」とは 人に元気や活力を与え前向きに行動できるエネルギー

よく、人は幸せを感じて笑うのではなく、笑うから幸せを感じるのだと言われます。

このように、因果関係を逆にして、感情を呼び起こすために、そうであるかのような行動を先に取ると効果があると、リチャード・ワイズマン氏が唱えました。これが「as if(のように)の法則」です。

 

高めの営業目標を立てると、そこに到達する可能性が出てくるのに対し、低めの目標では、それさえも達成が難しくなるのとよく似ています。

「正能量」という言葉を聞いただけで、勇気が湧いてきて心が前向きになるから不思議です。

 

▮正能量の対極にあるのが「負能量」

私の知り合いの中国人の中に、自分の人生を悲観的に感じている人がいます。多くはありませんが…。

日本では「総中流」と言われて久しいですが、中国では、上流階級と下層階級の差が非常に大きく、自分の位置から見上げた上層の生活ぶりとは対照的に自身がある場合に、悲観を生んでいるのかもしれません。负能量に苛まれているのではないでしょうか。

もっとも、中国人でなくても悲観的に物事を見る人はどこにでもいますが…。

 

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▮正能量はプラス思考であり楽観主義でもある

「正能量」は「プラス思考」とも言い換えることができると思います。そして、それは人生の成功の要因の一つです。

困難な状況に直面した時に、もう駄目だとあきらめてしまうのが「負能量」。そうではなく、そうした状況の中であっても、未来の希望を持ち努力を続ける。そこには明確な意志がはたらく。そしてやがてトンネルは必ず抜ける。そう、冬は必ず春となるのです。やまない雨はありません。

 

プラス思考は楽観主義でもあると思います。

困難に直面し、諦めてしまうと、努力をする気持ちが湧いてこない。ただただ好転することを待っている。そこには工夫も考えもない。悲観主義に陥ってしまいます。

 

▮楽観主義を身につけるには

よい時もよくないときも、未来に向かって希望を絶やさず、自分の意志をはっきりと持ち続け、変化にも対応できるしなやかさを身につけることであると思います。

 

偶然の“ラッキー”に味を占めて、以後の努力を怠りただ待ちの姿勢は楽観主義とは言えません。待っているだけで変化を嫌っていると成功は手にできないことを知るべきです。

未来の成功を脳裏に強く思い描き、その実現に向かって努力、工夫、精進するところに楽観主義の真髄があると私は思います。日夜朝暮に自身で決意の心を定め、懸命の努力をすること。その繰り返しが楽観主義を身につける秘訣です。

私もポジティブエネルギー、「正能量」をいつまでも持ち続けたいものです。

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▮中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説

正能量 / プラスエネルギー

◆中国語:正能量   [ zhèng néng liàng ]

◆2012年頃に突然登場した言葉。流行語。

◆意味:プラスエネルギー、ポジティブエネルギー

◆イギリスの心理学者、リチャード・ワイズマン氏の書作である「Rip it up」の中国語版に「正能量」という題名がつけられました。以後、中国人が使いだした言葉で、2012年の中国10大流行語の一つです。

中国社会で道徳を欠いたりマイナス情報が多くネットに流れ、そうしたことに対する反動もあって流行ったのかもしれません。

※Rip it upとは(紙などを)ビリっと引き裂いてみよう、との意。

◆「正能量」の使用例

・「我们的生活需要青春正能量。」… 私たちの生活には青春のポジティブエネルギーが必要だ。

・「渴望爱情,爱情是我生命里的正能量。」… 愛情を渇望することは生命の中のプラスエネルギーです。

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守株待兔 / 株を守りて兎を待つ

◆中国語発音:守株待兔    [ shǒu zhū dài tù ]

◆出典:韓非子

◆意味:宋の国で、ある農民が野良仕事中に、目の前に兎が跳んできて偶然にもそこにあった切り株に頭をぶつけて死んでしまった。農民は労せずして兎を手に入れたのです。その日以降、連日株の前でじっと兎が来るのを待っていたが一向に兎は来ませんでした。

その寓話を通して、一度よいことを経験すると同じことを期待して融通がきかず(教条的になり)、変化に対応できない愚かなことになってしまう。

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