久しぶりに大連へ 人々の暮らしや社会は変化 でも変わらない熱い心

 

2017年11月、久しぶりに中国の大連を訪れました。

中国ビジネスの現場で格闘していた当時から何も変わっていないこと、老百姓の小康生活を感じさせること、以前にはなかったびっくりするようなことなど、さまざま。

現場目線で感じた癒しの街、大連の今は…

※老百姓=庶民

 

▮ますます増えた…

子犬を散歩する人々の姿がとても多く見かけるようになりました。
もちろん以前にも見かけはしましたが、今ほどではありません。それもシーズやプードルのような可愛い子犬ばかり。散歩している多くは中年から高齢の人達です。子供たちが独立し、苦労して買ったマンションでの夫婦二人暮らし。そんな日々にペットの子犬を可愛がる小康生活が見て取れます。

公園に集い談笑の花が咲く(労働公園)

 

まあ、それは結構なことですが、子犬の散歩をしている人のほとんどが手ぶら、そしてリードが使われていません。

買えば高いであろう子犬を放し飼いで散歩させ、「お金持ち」のステータスと面子をアピールしたいのかもしれませんが、中には犬が苦手に人もいるはず。

バッグも何も持っていないので、犬が用を足した後はほったらかしなのでしょうか…。やはりここにも中国のマナー問題があるようですね。

 

それに野良化も心配です。ペットは家族の一員であって「物」でも「おもちゃ」でもないことを認識し、飼い主として責任を持つことを是非忘れないようにと願うばかりです。

…そんなことを思いつつ私は、可愛い子犬を見つめていました。

 

 

▮相変わらずの…

街中を歩くと、歩道は車の駐車場化していて、人は車道の端っこを歩かざるを得ません。そんな状態は数年前とちっとも変っていないようです。中には歩道上に駐車用の線を堂々と書いているケースも。

 

ほんの10年前は、車はそう多くはなく、まだまだ貴重な乗り物でした。会社でも社有車が事故を起こすと、運転していた社員の怪我の心配よりも、「車は大丈夫か?」と先に尋ねるような時代。

それが今では、道路に車が溢れています。特に朝夕のラッシュ時には渋滞が常態化し、地下鉄通勤に切り替えるビジネス戦士は少なくないようです。

歩道上も車に占拠されています(写真は2015年9月撮影)

車が増えすぎると人は言いますが、果たしてそうでしょうか?

道路や時間帯によっては、1台の車に複数人が乗っていないと走れない、という規制がされた道路もあるそうです。

他の都市でも偶数日と奇数日で走れる車を制限したりするような、対症療法的な施策しか打てていないように思います。

街を歩いても、駐車場が以前より増えたような印象はまったくありません。でも、いつかは中国でも駐車場ビジネスが繁盛するときが来るのかな…。

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▮これは革命だぁ…

信号機のない横断歩道。1歩2歩進むと走ってきた車がなんと止まったではありませんか!

この中国の地でそんなことがあるのか?

それが、滞在していた4日間に何回かあったのです。中には、お先にどうぞと合図をしてくれる運転手さんも。

これは中国にとっては画期的ではないでしょうか。以前よりテレビでは「交通ルールを守りましょう」と公共広告が流され、法律上でも歩行者優先がうたわれていました。

しかし、少なくとも数年前までは、横断歩道は車が来ないときに渡る場所。横断する人を見かけて止まる車は皆無でした。自家用車やタクシーは無論、路線バス、警察車両ですら止まってはくれませんでした。

 

ある時、わが社の社員に、横断歩道では歩行者優先なのだから、止まるように、と言ったところ、彼は「そんなところで止まったら後続車両に追突される。」と。

誰も止まらない横断歩道で、わが社の車両が止まれば必ず人はあれっと思うはず。その車両に貼られている我が社のロゴステッカーが歩行者の目に入ります。そういう小さなことの積み重ねが、中国ビジネスを成功させることにつながると私は考えたのですが…

そんな時代と比べたら、感動ものです。海外旅行を経験したことやそれを聞いた人が徐々に増えていることがそうさせているのか、或いは生活に余裕が出てきたのか、測りかねますが横断する歩行者に譲る運転手さんが出現したことに、とにかく私は驚きました! 中国ビジネスで成功を勝取りたいのであれば、中国も変化していることを見逃してはなりません。

 

▮熱い思いは永遠

滞在中に、12年余り共に仕事をした仲間達と楽しいひと時を持つことができました。

中国の膨大なマーケットという戦場で共に戦った、いわば戦友。彼らの歓待は、お互いが持つ熱い心と当時の苦しくも楽しかった思いを呼び起こしてくれました。

同じ思いを共有する友人と久しぶりに会うことができて、こんなうれしいことはありません

彼らとは生涯の友であるという思いは今もこの先も微塵も変わりません。そんな信頼できる中国人スタッフを得ることは、中国ビジネスの成功の背景には必ずあると思います。

▶「成功のツボ カテゴリー別一覧」もご覧ください。

 

    

▮中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説

小康生活

◆中国語:小康生活   [ xiǎo kāng sheng huó ]

◆出典:詩経

◆意味:まずまずの暮らしぶり(日本でいう中流階級)

◆2011年頃、政府主導の“小康家庭”と呼ばれるプロジェクトが推進され、平均以下の収入の家庭には補助がなされ、皆がまずまずの暮らしを享受することができる社会を築こうと叫ばれていました。2014年頃の“小康家庭”の年入は36万~50万元くらいだったそうです。(本当かな? 結構高額です。)

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有朋自远方来、亦乐乎 / 朋あり遠方より来る、亦(また)楽しからずや

◆中国語:有朋自远方来、亦乐乎    [ yǒu péng zì yuan fāng lái, yì lè hū ]

◆出典:論語(学而)

◆意味:同じ思いをなす友が遠方から遣って来た。なんと楽しいことか。

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▶「現場目線で読み解く 中国のことわざ・格言」もご覧ください。

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