上海は龍の頭。この別世界で中国ビジネスを考えますか…

 

ハクモクレンは上海市花。1986年に制定されました。

このハクモクレンは冬が過ぎ春の到来と共に、いち早く開花します。そのことから、「先頭に立って道を切り開き、奮い立つ向上の精神」を象徴するという意義が込められているそうです。

ハクモクレン(中国語では白玉兰。日本語表記は白玉蘭)。正に上海は発展する中国の最先端を行く大都市です。

ハクモクレン(白玉蘭)の花。写真は2013年3月東京にて撮影。

▮上海は別の国のよう

瀋陽故宮の龍の彫刻

 

私が赴任した1998年当時は、上海の人口は確か1300万人。それが2012年の統計では何と2400万人(常住人口)。初めて上海の街に入った約20年前にはすでに高層ビルが林立していて、度肝を抜かれたことを覚えています。

その上海の街の様子が、ハクモクレンの花のように清楚であるか否かは別として、中国の先頭にあることは間違いありません。自らが龍の頭だと上海人が自負するのももっともです。

 

 

 

 

▮飛び抜けている上海にないものは

よく上海の姿を目の当たりにして、中国での起業や巨大なマーケットの開拓を考え、どうしたものかと策を練ることもあるかと思います。

しかし、上海は中国の中でも頭ひとつどころか、四つも五つも頭抜けた街です。その上海の中では中国全体の状況は見通せませんし、中国ビジネスの策略を考えるのも大きな無理があります。

上海はむしろ中国の中の別世界。中国のスタンダードは上海にはないのです。

 

 

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▮広い中国のスタンダードはどこに

膨大な中国のマーケットを開拓したいと思うなら、上海でその術を考えたら間違った答えが出てしまうかもしれません。また、上海でなくても、北京や天津、重慶などの直轄市はいずれも超大規模を誇り、「省会」と呼ばれる各省の省都もそれなりの規模を備えています。

 

では、中国のスタンダードはいったいどこにあるのか?

中国のスタンダードは大連にある、これが私の持論です。

大連市の総人口は約600万、都市部の人口は約350万。中国の都市としてはいわば中程度です。市街地は先述の超大都市よりもかなり小さい規模ですが、街自体が非常にこなれていて、後続の他都市に比べて大きくは違わないところが、今後のマーケと開拓に際してのサンプルケースとなると私は考えます。

 

日系リース業大手や損害保険大手の中国法人などが大連に本社を構え、中国全体を俯瞰しています。それがたいへんよいモデルとして存在しているように思います。

中国の古い格言では、分不相応なことに手を出し、ただただラッキーを期待するようなことは愚として戒めています。

大連は旧満州の南端に位置し、古くからの日本とのゆかりがあることも好感できます。中国ビジネスを考えるとき、大連の街に立って堅実な思索をすることをおすすめします。

 

▶「成功のツボ カテゴリー別一覧」もご覧ください。

 

▮中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説

行险以徼幸 / 険を行って以て孝を徼(もと)む

▶中国語:行险以徼幸   [ xíng xiǎn yǐ jiǎo xìng ]

▶日本語表記:行険以徼幸

▶出典:中庸

▶意味:身分不相応なことに手を出して、僥倖(幸運)を期待すること。それでは成功はおぼつかない。

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▶「現場目線で読み解く 中国のことわざ・格言」もご覧ください。

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