日本人は楽ちん ですねぇ…?  グレーゾーンをどう捌く

 

 

日本でも、中国でも、白黒の間にいわゆるグレーゾーンが存在します。

中国におけるグレーゾーンをどう捌くかが、実はけっこう難しく、且つ悩ましい要素を抱えています。

日本基準でやると現地の運営がギクシャクしたり、
中国基準でやると日本本社が理解を示さなかったり…。

日中の間で挟まれ立往生しかねません。

 

 

日本人は楽…?

あるとき、とある中国人の友人から「日本人は楽でいいねぇ」と言われたことがありました。

彼が言うには、日本などの先進国では規則やルールが細かく整備されていて、やっていいこと、悪いことなどがはっきりしている。あれこれ考える必要がない。だから「楽でいいねぇ」ということのようです。

 

そう言われてみれば、日本では一般的には「白黒」がはっきりとしていて、その間の真ん中に少しだけあるグレー部分を判断すれば概ね事足ります。

まぁ、言ってみれば刑務所の高い塀の上を歩いているようなもので、内側或いは外側のどちらに倒すか、順法精神が旺盛な我々日本人なら、誰にでもわかります。

 

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巨大なグレーゾーンの捌き

一方中国では少しの「白」と「黒」の間に大きなグレーゾーンがあります。

そのグレーゾーンの中で、物事を前に向けて進めて行くためにはどうするのが良いのか、中国人は常にそれを考えています。

法治国家とは言っていますが、現実には幅広いグレーゾーンが存在し、それをどう捌くかが大きな問題となります。

 

そこで中国人は、常に人間関係作りを行い、活用し、歴史の中で自然と身体に染みついた「兵法」や交渉術を駆使して、自身が有利になるように、思いを巡らせているということです。

そうしなければ闘いに勝てません。だから中国人は大変なんですよ。彼はそういうことを言いたかったのです。

 

実は中国の現地で事業を展開している日系企業も中国企業と同じ土俵で戦っているわけです。

その中国土俵で「日本の白黒尺度」で運営しようとした場合は、その事業はたいして伸びません。しかも時間がかかります。

ですから日系企業の日本人社員も、中国土俵で戦いに勝とうとするのならば、「グレーゾーンの捌き」を習わないと、現地ローカル企業と勝負になりません。

 

日本本社との軋轢

ところが、そうしようとすると、今度は日本本社がそれをよしとはしないという困った問題が発生します。

日本本社は何よりコンプライアンスが大事ですし、旺盛な順法精神を背景として錦の御旗のごとく、中国現地で采配を振るう日本人社員の前に立ちはだかります。

 

そう、「こちらを立てればあちらが立たず」という悩ましい問題です。この悩ましい問題をどうやって切り開くか、それをしないと業容拡大は望めません。

勿論、現地で総経理(社長)を張っている日本人社員は、グレーゾーンの中で「超えてはならない一線」は理解しているはずです。ですから、日本本社も現地のことは現地に委ね、口は出さないのが唯一の解決策ではないかと思います。

そう日本本社に対して総経理が腹をくくることができるか、が決め手になるように思います。

 

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 ♣♣♣ 中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説 ♣♣♣ 

 

兵法三十六计 / 兵法三十六計

◊中国語発音: [ bīng fǎ sān shí liù jì ]

◊ことわざではなく書の名前

◊中世頃の中国の兵法書。兵法における戦術を六段階の三十六通りに分けてまとめた書物。
武力ではなく策略で勝つ、力ではなく頭で勝つ、そのための智略の集大成です。

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[解説]

 

顾此失彼 / こちらを立てればあちらが立たず

◊中国語発音:[gù cǐ shī bǐ]

◊日本語表記:顧此失彼

◊出典:明•冯梦龙《东周列国志》
“分军为三:一军攻麦城,一军攻纪南城,大王率大军直捣郢都,彼疾雷不及掩耳,顾此失彼,二城若破,郢不守矣。”

※中国語でも同じ意味の成語があるくらいですから、中国にも同じような悩ましいことがあるのですね、きっと。

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