見えないことが多い中国事業展開 総経理の人間性が大切なワケ

 

 

外国人の総経理(社長)が中国で会社を運営し、事業を展開する上で、
中国人社員を頼らなければならない場面が少なくありません。

それには総経理自身が謙虚でなければならないのは言うまでもありません。

 

 

 

上から睥睨していたのでは…

会社の経営者(責任者)として、ピラミッドの頂点に立ち、社員たちを睥睨しつつ会社組織を牽引する。

私はそういう企業統治は好みません。第一、私の性格には合いません。

むしろ、同じ土俵の上に全社員が乗り、私がその中心にいる。最も近くに幹部社員の輪があり、その外側に社員の集団が取り巻いている。いわば平面的組織の方が好きですし、私に合っているように思います。

 

例えば会社方針に対する社員の受け取り方や、毎年の給与改定時の妥当なアップ幅など、総経理の立場ではなかなか落としどころが見えません。

何かの社内イベントを実施する際にも、仕切る人が必要になります。

日系の顧客は別として、社員の向こう側にいるローカルの顧客の状況もしかりです。

また、総経理として自分の考えを社内や顧客に伝えたいときもそうです。

 

見えないところをどうする?

見えないことがあり、それをそのままにしておいたのでは、よい会社運営は難しいと言わざるを得ません。

そんな時には、現地の中国人スタッフを私は頼ります。その社員を通して見えないところを推察したり、啓蒙したりするのが、経験上、もっとも妥当解が見いだせるように思います。

 

その社員に対して「頼りにしているよ」と語り掛けます。時には皆のいる前で、また、時には耳元で囁くように。

人間として頼られて悪い気持ちを持つ人はいません。まして、本来威厳のある会社の総経理から頼られているわけです。

 

角度を変えていうならば、頼るということは、その社員にスポットライトを当てることに他なりません。その社員も自分にスポットライトが当たっていることを感じるはずです。その結果、その社員のやる気を引き出すことになります。

 

そうするには、リーダーが組織の頂点にいて、ふんぞり返っていたのでは、社員は「やらされている」感が強く、仕事にも大した効果はありません。

大切なのは「責任者自身が謙虚であることが必要であると私は考えます。

平面的組織の中心にいるということはそれを比較的容易に実現できると私は考えます。

 

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謙虚は伸びしろ

人間は謙虚であれということです。

サラリーマンとはいえ一国の主となると、自分が偉くなったと錯覚したり、それを鼻にかけ社員たちを見下したりしかねません。

日本では平凡な普通の社員(私もです)が、中には、中国に派遣された途端に上から目線で中国人社員に接する日本人がいます。そんな、心が貧しい人間はいずれ自滅するということです。

 

そうはなりたくありません。そこで極めて大事になるのが謙虚な人間になることです。

謙虚であればこそ、伸びしろができるというものです。慢心していては自己の成長は望むべくもありません。

 

謙虚も過ぎると…

しかし、中国において、謙虚も過ぎると場合によっては彼らに舐められてしまいます。そうなっては、ふんぞり返っているよりもさらに厄介なことになりかねません。

 

中国で事業展開をするリーダー(総経理=社長)には、近寄りがたい威厳さと、人懐っこさ、(親しみ)の両方を併せ持つことが必要であると私は考えます。

そのバランスがリーダーの「腕の見せ所」ということでしょうか。

 

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 ♣♣♣ 中国ビジネスを成功に導く ことわざ・格言を解説 ♣♣♣ 

 

君子泰而不骄 / 君子は泰にして驕らず

◊中国語:君子泰而不骄 [Jūnzǐ tài ér bù jiāo]

◊日本語表記:君子泰而不驕

◊出 典:論語・子路編

◊原 文:君子泰而不骄。小人骄而不泰。(君子は泰にして驕らず。小人は驕りて泰ならず。)

◊意 味:君子は自信を持ちながらも謙虚である。小人は傲慢であり自信に欠けている。

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