中国では心配の少ない住居を選ぶ 中国事業を側面から支える役割が

 

海外で、特に途上国においてどんなところに住むか…。

というのは現地で仕事をする身にとっては大きな問題です。

というのも、海外在住者にとっては生活も仕事の一部です。

会社が家賃を負担してくれる場合も、そうでない場合も、
可能な限りストレスが少ない住まいを選ぶことが、仕事の充実に直結します。

(高級な住居が安全でストレスも少ないとは限りません!)

 

 

仕事の良し悪しに影響する生活環境

会社では仕事上で大きなフラストレーションと戦い、仕事が終わってやっとの思いで帰ってきたら、安らぎをくれるはずの住居でまたストレスが待っている、そんなことでは身体がもちません。

生活環境が日本とは大きく違い、その上、言葉の問題もあろうし、今までごく普通に観ていたテレビも一部を除いて見ることはできません。

オフで家にいるときくらいは、ストレスができるだけ少ないような住居を選ぶ必要があると私は思います。これは現地に慣れた場合でも変わらない原則だと私は思います。

 

途上国に駐在した経験のない日本本社の偉い方々は、コストばかり気にしますが、駐在員の生活環境を整えることは、業績を向上させるという結果につながる大事な視点だと考えます。

千里の道も一歩から”と言われますが、現地法人が成果を出すためには、駐在員の足元、つまり生活環境を整えることから始まる、と強く思います。

 

面倒がって安直に選ぶと…

私は、大連で12年半の間に4か所に住みました。
別に引っ越しが好きであったわけではなく、已むをえない事情がそうさせたのです。

2000年4月に赴任した時には、大連の事が全く分からないので、先に赴任していた日本人社員が、住んでいたビラに私も住むことにしました。家具家電付きの単身者向け賃貸物件です。

いろいろ選ぶのが面倒だったのと、彼と同じ場所であれば何かと便利だと思ったからです。

しかし、この考えは誠に安直で後で後悔することになりました。

そこは開発区(工業団地のようなエリヤ)にあり、環境は素晴らしいのですが、2000年当時はビラの周辺には何もなく、買い物すらままならない状況で、土日には毎週のようにシャトルバスに乗って市街地に出かけたものです。

敷地の周囲はフェンスで囲まれていますので、家族帯同の場合、特に小さい子供がいても外で安心して遊ばせることができますので、家族帯同の日本人が多く住んでいました。

難点は会社から約35キロ離れていたので、緊急事態が発生した時、会社の日本人駐在員二人とも対応に時間を要し、速やかな初動が難しいことです。

実際、その年の冬に珍しく積雪があり、車での出勤に非常に時間を要したことがありました。

会社からは遠いし、単身者にとっては陸の孤島のようなもので、結局、気が休まらないことになってしまいました。

 

やはり、会社(仕事場)の近くに住むべし

これでは会社運営上うまくありませんので、1年が経過したところで、会社のある大連市市街地に引っ越すことにしました。選んだ場所は、ワールドワイドのホテルチェーンが、マネジメントするホテルのアパートメントです。会社まで車で5~6分の距離で申し分ありません。セキュリティもまあまあで、特には問題がなかったので、そこに決めました。

おかげで、緊急を要する場合でも問題はありません。また、街中でしたから土日フリーで、単身者にとってとても便利な立地でした。

 

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想定外のことも起きる…

ところが住んで3年を過ぎたころ、そのホテルチェーンが物件オーナーとの意見の不一致により突然撤退してしまったのです。

その後オーナーは国内のホテルマネージメント会社を入れたことにより、ローカル色が一気に強まりました。

同じように住んでいた多くの日本人が、その後のアパート運営の質の劣化を心配しあっという間に退去して行きました。

そうなると、私も不安になり、ちょうどそのころ新しく大連に進出した、やはり世界の大手ホテルチェーンがマネジメントする新築のアパートメントに入居しました。

新築直後でしたので私は入居者第1号です。ここからまたもや問題が続発しました。

 

新築マンションはインフラが弱い しわ寄せは…

中国では、新築直後の建物には入るな、とよく言われます。
それは水や電気などインフラが十分整っていないことが多く、入居者からのクレームによって修正していくので、半年後くらい経ってやっと安定してくるのが実態です。

その間、しょっちゅうクレームを言うことになるので、入居者にとってはたいへん煩わしいことです。

入居者第1号の私は、多くの修理個所を発見するサービスを提供(?)したようなものです。

それでも、4年間の居住期間中、インフラはずっと安定しませんでした。
シャワーの最中にお湯がとまったこともありました。

挙句、ある日、1通の通知文書が届き、なんと「賃貸をするのをやめてすべて分譲することになった。ついては賃貸のあなたは退去されたい。」と書いてあるではありませんか。

つい一月前には「続けて住んでほしい。」と管理会社から乞われて契約を更新したばかりなのに…。
さすがにあきれてものも言えません。ムカついてまたもや引っ越しをすることになりました。

 

管理が安定しているマンションがおススメ

4か所目を選定するにあたって、住居のことでいやな思いをするのはこりごりでしたので、大連で最も安定した所を選ぶことにしました。

ちょうど、商工会活動を通して個人的に友達になっていた日本人の生粋のホテルマンが総経理を務めるホテルのアパートメントが空いていましたので、迷わずそこに引っ越したのです。

やはり思った通り設備、サービス共に安定していて、安心して暮らすことができました。

仕事も花開き、右肩上がりを続けていましたし、ここでの生活も満足し充実したものになりました。
ちょうど、地下大ショッピングセンターである勝利広場の目の前に立地していましたので、この上もなく便利でした。

そして大連を去る日までの約4年近く、ここで楽しく生活をしました。よい住居は生活を充実させれくれました。その好影響が仕事にも及び、私の中国ビジネスの業績は充実の成果を出すに至りました。

 

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 ▮▮▮ 中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説 ▮▮▮ 

 

千里之行、始于足下 / 千里の道も一歩から

◆中国語発音:[qiān lǐ zhī xíng, shǐ yú zú xià ]

◆出典:老子《道德经》

◆原文:千里之行,始于足下。谓走一千里路,是从迈第一步开始的。比喻事情是从头做起,逐步进行的。

◆意味:千里を行くのも一歩から始まる。ゼロからスタートして、一歩一歩進めていくこと。

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