中国ビジネスで奮闘の疲れ 大連の人間臭さが癒してくれる

 

私は大連駅のすぐそばに住んでいました。

ホテルの23階にあるアパートメントの一室です。
窓越しに見える大連の街は、緑が少ない灰色の街にしか見えません。埃っぽく、無味乾燥で味気のない景色です。

それに、早朝から、車のクラクションやタクシーの運転手の客引きの大声などが一日中絶えることなく部屋まで聞こえてきます。

そんな部屋に一日いると、気が滅入ってくるだけですので、自然と外出の機会が増えてきます。

着替えてビルの玄関に来ると、顔馴染みの服務員が「こんにちは!」と流暢な日本語で元気な声をかけてくれます。

外に出ると、多くの車や人が行き来し、喧騒が溢れかえっています。

昨今の車の増加に駐車場所の整備が追い付かず、歩道を車がほぼ占領しています。

歩道の端っこでは、おばちゃんが地べたに座り込んで果物を売っています。

「要不要?」(いかがですか、要りませんか?)と聞いてきます。

その横では若いカップルが口げんかをしています。何が原因か知る由もありませんが、何もこんな道の真ん中でしなくても、と思うのですが…。

23階の窓からは無機質にしか見えませんでしたが、近くに来ると実際には色濃い生活感が伝わってきます。むしろ地上には人間臭さが充満しているように感じます。東京ではとても感じられない生活感です。

そこにある地下街へ通じる階段を下りると、そこは勝利広場。巨大地下街です。

ここはおしゃれなショップが並んでいるという地下街ではありません。
小っちゃな無数のお店がひしめき合っているのです。そこそこの面積を占有している店もあれば、壁にへばりついたような陳列だけで、店の人も通路にいるような店もあり、とにかく雑多です。

何年も勝利広場ショッピング街に通っていると知り合いの店も増えてきますので、通路を歩くと「你好(にーはお)」と声がかかります。

勝利広場の通路を経て地上に出るとそこは青泥蛙桥という大連随一の商業街です。

そこを抜け、更に進むと労働公園と命名された大きく立派な公園があります。

早朝の労働公園では高齢の皆さんが太極拳や体操、ジョギング、ダンスなど思い思いの運動をしています。

広場舞

労働公園のあちらこちらで踊り(広場舞)を楽しんでいます。(2017年5月撮影)

自分の子供や孫の結婚相手探しのために、釣書のようなものを書いて木の幹に掲示している「コーナー」もあります。

人はいっぱいいるのになかなか適当な相手が見つからず、親がやきもきしているのは、いずこも同じですね。

それにしてもその公開釣書には、「うちの娘はとても美人で頭がよくて…」などと書いてあります。

日本ではあまり考えられませんが、このあたりにも自己主張の強さが表れているように思います。でも、子を想う親心は同じです。

外の喧騒とは対照的に、この公園に来ると、ゆっくりと流れる時間の中で、それぞれが自分の境遇に納得しながら(妥協しているだけなのかもしれません)、人生を楽しんで生きている姿がみて取れます。

そんな人間の生活感が、大連の街のあちらこちらで感じられます。そんな人間臭さが私は大好きです。
自らの会社を発展させ中国ビジネスを成功させるために、あれやこれやと頭をすり減らす平日の疲れを癒すのには最適の場所と言えます。

 

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穷亦乐,通亦乐 / 窮するもまた楽しみ、通ずるもまた楽しむ

◆中国語:穷亦乐,通亦乐

◆中国語発音:[ qióng yì lè, tōng yì lè ]

◆日本語表記:窮亦楽、通亦楽。

◆出典:荘子

◆本文:古之得道者,穷亦乐,通亦乐。所乐非穷通也。

◆意味:「窮」とは逆境、「通」とは順境。「金持ち」と「貧乏」と理解してもよいと思います。

昔の有道の人は、逆境にあろうと順境にあろうと人生を楽しんだ。楽しみというのは、逆境だから楽しめない、順境だから楽しめるというものではない、との意。

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