体調が悪くなったら迷わず病院へ 無理な我慢は禁物 健康維持も成功のツボのうち

 

人間は生身。いつ何時、急な病が起きるかもしれません。

まして、海外で生活していると日本とは勝手の違うことが多くあります。

元気な時にこそ、そんな“事件”に備えて保険を掛けておくなどの対策を講じておくべきです。

そういったことも、中国でビジネスを成功させることにつながります。

 

 

▮順調な仕事のなかで、我が身に起きた緊急事態

2000年4月に大連に着任し4年余りが経過した2004年の夏。春先のSARSも何とか乗り越えました。壁にぶつかりながらも少しずつ業績も上向いてきました。商工会などの社外活動もそれなりに楽しくできるようになってきました。

そして何より2004年6月には瀋陽市で業務展開がスタートすることができました。

会社運営は概ね順調で、いろいろなものが形作られてきたように感じていました。

 

2004年8月一時帰国休暇から職場に復帰したあと、胃のあたりにむかむかする不快感があり、病院で診察を受けたところ、胃薬を処方されそれを飲んでいました。実はそのむかつきは大事件発生の予兆であったのです。

2004年8月25日、その日は瀋陽の大切なお客様が大連に出張して来るとのことで、夕刻から会食しながら、瀋陽市における事業拡大のための意見交換をする予定になっていました。

その日もまた白酒(アルコール度数52度)を飲むことになりそうだと、少し重い気を持ちながら車で会食会場のレストランへ向かいました。

会食会場につく直前の車の中で胸のあたりに、込み上げてくるような、ものすごい違和感が襲ってきました。人生50余年、それまで感じたことのない、途轍(とてつ)もない違和感です。

ただならぬ事態を感じ、会場に着くやその方と握手の挨拶をして事情を説明し、対応を会社の合弁パートナーの方に託して、私はそのまま大連市内の病院へ直行しました。

 

スポンサーリンク

 

▮病院へ着くなり、そのまま入院

ベッドに下げられた札には、病名は中国名:冠心病(冠状動脈性心疾患)と書かれていました。

私は身体はいたって丈夫で、中国に来てからも下痢一つせず、まして今まで入院などしたことはありませんでした。それがよりによって中国で生まれて初めての入院をすることになってしまいました。

その日の夜、病院の指示に従いニトロを口に含み、血液の凝固を防ぐ注射をお腹に打たれ、そして血管を拡張する点滴と、立て続けの治療です。

ベッドの横に置かれた機械に表示される血圧や脈拍数を見ながら、本当に心細い一夜を過ごしました。

 

人間って弱いもので、この先どうなるのか予測がつかないと、あれこれいろいろなことが頭をよぎり、びくびくしながら眠れない一夜でありました。 中国で言うところの「杯中蛇影」です。

 

▮中国で入院治療を決意

翌日、病院から病状について説明があり、その際に私が日本に戻りたいと伝えたところ、「この状態で飛行機に乗るのは非常に危険で、命の保証はできない。このまま治療を続けましょう。」というものでした。

そもそも人生初の入院を中国ではしたくないと思いましたので、即刻、日本のかかり付けの病院へ電話し、担当医に状況を説明しました。

すぐに帰国せよとの回答を期待していたのですが、案に相違し「飛行機に乗るよりも、中国現地の病院に入院するリスクの方がまだ少ない。」との意見でした。

双方からそう言われたのではどうしようもなく、腹をくくりその病院で入院治療することにしたのです。

しかしながら、それが結果的には大正解でした。

我が身の緊急時には、迷わず現地の病院へ、ということです。

 

スポンサーリンク

 

 ▮▮▮ 中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説 ▮▮▮ 

 

杯弓蛇影 / 杯中の蛇影

◆中国語:杯弓蛇影

◆中国語発音:[ bēi gōng shé yǐng ]

◆出典:「风俗通义」(後漢末)

◆注釈:杯の中に映った蛇の影。自分の杯の酒に蛇の形をした影が映っているのを見て、蛇を飲んでしまったと思い
込んでびくびくとし、病気になってしまった。後にその影は蛇ではなく壁にかけていた弓が映っていただけであったと知ると、すぐに病気が治ったという故事。びくびくとして神経質になり、疑う気持ちが強くなる例え。

▲元に戻る

Follow me!