中国の数字にまつわるエトセトラ

 

日本では「ラッキー7(セブン)」や「末ひろがり(八)」などの縁起担ぎの数字があります。

中国でも数字に対するこだわりはなかなかのものです。日本との違いも多数あり、面白いですよ。

 

 

十三点! 間抜けな奴だ!

上海でタクシーなど車に乗っていて、時々、運転手が他の車に対して、「十三点!」と独り言のように罵り、舌打ちをする。そんな光景を上海駐在時に何度か見かけました。

この「点」とは時間を表す単位で、十時であれば「十点」ということになります。

「十三点(す~さんでぃえん)は上海で人をののしるときの言葉です。

その由来はこうです。上海と深圳にある中国の株式取引所では、以前、この二つの取引所の時間を正確に保つ為に、一時は鐘一つ、 二時は鐘二つ、 三時は鐘三つという具合に、一時間ごとに鐘を鳴らしていました。

 

ある時、深圳の株式取引所で12時に十三回鐘が鳴らされました。この事を上海の人は深圳が13回も鐘を鳴らしたとして、嘲り笑ったということです。

つまり、「わけのわからないことをする間抜けな奴だ、頭がおかしいんじゃないか。」ということです。

また、一般には良くしゃべる一言多い人のことを表す意味もあるそうです。

 

 

250(あーばいう~)うすのろ、アホな奴だ。

「250」は中国語では「二百五」(あーばいう~)と発音します。

 

大連駐在時代に、会社で数値目標について幹部社員と議論していた際に、私が「250件でどうか?」と言うと、「では260にしましょう」という意見が出ました。ずいぶん積極的な反応だ、と思いましたが、どうも雰囲気が変でした。聞いてみると、「250」は発音が「二百五」(あーばいう~)となり、それは「頭がおかしいのではないか」という意味で、会社の目標値としては、聞こえが悪いというのです。

 

なぜそうなのか調べてみると諸説紛々、とても面白いことがわかりました。そのうちの一つはこうです。

 

昔の中国では銀500両を「一封」、250両を「半封」と言ったそうです。「半封」と「半疯」は発音が同じです。「疯」とは「気がくるっていること。それで「250」は「半疯」、つまり「頭が普通ではない」ことを意味するようになったそうな。

ということで、中国人と会話しているときに「あーばいう~(250)」というと変な顔をされますよ。

 

 

1元のお釣り。電車賃を他の乗客に渡す…?

 

私が駐在していた大連には、中国では珍しい路面電車があります。満州時代のものが今も現役で走っているのです。市内の公共バスも路面電車も運賃の基本は1元。

ICカードで払う人が多いですが、現金派も少なくありません。現金の場合は乗車時に払います。私も休みの日に時々乗りました。あるとき、運賃箱に1元を入れようとすると、横に立っていた乗客が手を出して「俺にくれ」と言っています。
「…?」

最初は意味がよくわからなかったのですが、よくよく聞いてみると、その人は1元の小銭を持っていなかったので、5元札を運賃箱に入れたようです。しかし、お釣りが出るようなシステムはないので、あとから乗車する人から4元をもらわねばならない。だから、運転手の横に立って次に乗る人を待っていたのです。

 

私から1元を回収した彼は「あと3元だ。」と呟いていました。おおらかなのでしょうか?

スポンサーリンク

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です