プラス思考と負けない努力が勝利を呼び込む
長い人生には仕事や病気など行き詰ることが必ずあります。
一見して順風満帆であっても、試練の嵐は突然やってきます。
実はその時は、勝利と敗北の分かれ道に立っているのです。
七転び八起きの人生 カーネルサンダースさん
中国では麦当劳(マクドナルド)よりも肯德基(ケンタッキーフライドチキン)の方が店舗数が多いし、高いシェアを持っています。国民の約半分の人が、肯德基は中国企業だと思っている、という話を聞いたことがあります。
その、ケンタッキーフライドチキンの創業者のカーネル・サンダース氏。
10歳で農場を手伝い、ペンキ塗り、車掌、軍隊、販売員など職を転々。3度の大事故や離婚も経験した。起業した会社は相次ぎ破綻するなど65歳で無一文になった。
氏のすごいところは“失敗は新たな挑戦への機会”と考える、極めてプラス思考の強い人であったところです。無一文になった65歳からサンダース氏は再起を図り、世界初となる「フランチャイズ」のビジネスモデルを考案し、手製のフライドチキンで再びビジネスに挑み、車で寝泊まりしながら営業を続け、フランチャイズ契約店を拡大しました。その情熱が広がり、その後、120カ国に店舗を展開する大チェーンとなりました。

大連勝利広場(地下巨大ショッピングセンター)入口。すぐ横にも肯徳基のお店があります。(2015年9月撮影)
前向きな挑戦が勝利を
今季限りで引退をするゴルフの宮里藍さん。かつては世界ランキング1位にもなったほどで、知らない人はいない実力者です。2006年からアメリカツアーに参戦しましたが、その後3年間は勝利できずゴルフをやめたいと思ったこともあったそうです。
しかし彼女は前向きな挑戦を続け、ついに2009年にアメリカツアー初優勝を飾ることができました。どんな苦難があっても決して諦めない挑戦者スピリットがその後の栄光に結びついたと言えます。
うまくいかなくても、失敗をしても、諦めない限り、勝機は必ず訪れる
失敗して立ち止まったなら、もう一度、自分でスタートラインを引けばいい。そして、再び歩みを進める。人生は“七転び八起き”、“生涯挑戦”の心をもって行きたいものです。
▮▮▮ 中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説 ▮▮▮
百折不挠 / 七転び八起き
◆中国語:百折不挠
◆中国語発音:[ bǎi zhé bù náo ]
◆日本語表記:百折不撓
◆意味:成語で、何度折り曲げても折れない、何度挫折してもくじけない,不撓不屈であるとの意味です。