リーダーシップを磨くのも現場目線で

 

リーダーシップ論はさておき、中国ビジネスの最前線の組織運営者として、期待される最大の効果を引き出すにためには、当然「リーダーとしてのツボ」を外すことはできません。
日本におけるそれと共通するものもあれば、中国ならではというものもあります。いずれにしても、それらのツボを身につけるには、自分自身を高めなければなりません。

 

 

ぶれない心は強い信念から生まれる

経営学者のピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)先生は「リーダーシップは賢さに支えられるものではなく、一貫性に支えられるものである。」と語っています。

私は「一貫性」とは「ぶれない心」だと思います。何事もぶれずにやると、現地の従業員の皆さんも安心して仕事に励んでくれます。

反対に、リーダーがぶれてしまうと、部下社員たちは不安感が増し、仕事もおざなりになってしまいかねません。

大阪府堺市の菰池の畔にあるまっすぐに伸びる道。両側の並木がすばらしい。

自分が定めたmichiを行く

その「ぶれない心」を生み出すのは「信念」であり、信念に裏打ちされた「努力」、そして「忍耐」であるということを書で学びました。

 

中国でも同じで、古くは「断じて敢行すれば、鬼神も之を避く」とあります。強い決意が大切であることがわかります。

今も昔も変わらないリーダーの条件ではないでしょうか。

 

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リーダーシップは論理2割、ハートが8割

強い組織を作るためには、どのようなリーダーシップが必要か。

中国古典の兵法書「尉繚子」によると、将たる者は「愛」と「威」の二つがあれば事足りると書かれています。「愛」は思いやりでハートに訴えること、「威」は論理的な厳しさで、と理解できると思います。

 

なるほど、昨今、成長を続けている企業のリーダーの方々には、「強いリーダーシップ」を持ち、一方では、相手に「感情」を訴える説得力を持っていることが共通しているようにお見受けできます。

 

つまり、ドラスティックに強権を発揮するのではなく、人間は感情の動物と言われるのだから、むしろ、相手の感情に訴えかけるのがよいということです。

 

そうすると、リーダーと皆の間でストーリーが共有できる。そして組織として一体感が出てくる。

いくら正しくても、「論理」だけでは人は動かず、感情に訴える力が必要であるということです。

私の経験値からすると、論理(威)は2割程度、愛(ハート)は8割、といったところでしょうか。

 

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 ▮▮▮ 中国ビジネスの成功を勝ち取る ことわざ・格言を解説 ▮▮▮ 

 

断而敢行、鬼神避之 / 断じて敢行すれば、鬼神も之を避く

◆中国語:断而敢行、鬼神避之

◆中国語発音:[ duàn ér gǎn xíng, guǐ shén bì zhī ]

◆出典:史記

◆意味:断固とした決意で行動すれば、鬼神でさえこれを避ける。(良い結果が得られる。)

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[解説]

 

善将者爱与威而已 / 善く将たる者は愛と威とのみ

◆中国語:善将者爱与威而已

◆中国語発音:[ shàn jiàng zhě ài yǔ wēi ér yǐ ]

◆出典:『尉繚子』(うつ りょう し)

※『尉繚子』は、中国の戦国時代に 尉繚 (うつ りょう)によって書かれた兵法書です。武経七書のひとつ。

◆意味:リーダーは地位や強権を使えば部下を命令に従わせることができる。しかし、それだけでは「心服」は得られない。「愛」をもって接すれば部下のやる気を引き出し、よい仕事ができる。いずれかの一方だけではリーダーとしての責務が果たせない。

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